稲葉浩志、松本孝弘、福山雅治、ポルノ……街が活気あふれる凱旋公演 ゆかりの地を知るきっかけにも

 ポルノグラフィティも2024年8月末に二人の故郷である広島県尾道市因島で凱旋公演を行う予定だ。6年ぶり3回目となる彼らの凱旋公演。彼らの凱旋公演のスタートは、2005年の因島市と尾道市が合併するにあたり、故郷への感謝を気持ちを込めて島の小中高生を招待して開催された『ポルノグラフィティ Live in 因島』。続く2018年に開催された前回の凱旋公演『ポルノグラフィティ しまなみロマンスポルノ'18〜Deep Breath〜』では、天候不良により2Days開催の2日目を中止せざるを得なかったこともあり、今年は念願の凱旋公演リベンジとなる。キャリアの要所要所で自らのルーツである広島県や因島に立ち戻っていた彼ら。メジャーデビュー25周年の今年は、この凱旋公演だけでなく「ポルノグラフィティ × 広島県 コラボプロジェクト」を広島県と立ち上げ、さまざまなイベントへの参加などを通して、広島の魅力を広める活動を続けている。ポルノグラフィティは、このように凱旋公演の開催にとどまらない継続的な故郷との繋がりを持ち続け、地元への愛やリスペクトを体現している。

凱旋ライブのポルノグラフィティ2人が登場、因島で「島ごとぽるの展」開幕(尾道市)

 こうしたビッグアーティストの凱旋公演は、単にアーティストが自身の成功を披露する場にとどまらず、彼らにとっては、地元のファンと再会し、その土地に根付いた自分自身の音楽的ルーツを再確認する機会でもある。地元の人々にとっても、このような公演は地域の誇りであり、アーティストとともに成長し続ける街の活力を象徴するものだ。サザンオールスターズの茅ヶ崎愛やGLAYの函館愛などもまた、地域とアーティストの特別な関係を証明している。凱旋公演に象徴される地元を“レペゼン”する気持ちは、音楽を通じて地域とアーティストの絆を強化するものであり、それはファンにとっても、地域にとっても特別な意味を持つのだ。

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