ゆず「伏線回収」、キタニタツヤ「次回予告」、aiko「相思相愛」……四字熟語タイトル曲がもたらすインパクト

　四字熟語タイトルの楽曲は、まだまだたくさんある。この春にリリースされたaikoの楽曲「相思相愛」は、劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の主題歌として書き下ろされた。「相思相愛」とは両想いを意味する言葉で、その関係性が数多く描かれている『コナン』シリーズの真髄を射抜いた見事なタイトルであり、また内容も、同シリーズのラブコメとしての側面に丁寧に寄り添う、とても素晴らしい主題歌だった。なお、Official髭男dismも「相思相愛」という楽曲を発表しており、ここ数年でリリースされた恋愛関連の漢字四文字の曲タイトルを挙げていくと、コレサワ「恋人失格」、マルシィ「最低最悪」、あいみょん「彼氏有無」などもある。

　恋愛に関連するものだけでなく、私たちの日常生活の中でよく目にする漢字四文字をタイトルに冠した楽曲は、他にもまだまだある。櫻坂46は、昨年大ヒットを記録した「承認欲求」をはじめ、一昨年リリースされた1stアルバム『As you know?』のリードトラック「摩擦係数」、現時点での最新シングル表題曲「自業自得」など、漢字四文字のパンチのあるタイトルを冠した代表曲を数多く有していることに気づく。

　他にも、穏やかではないワードを冠した曲として、ずっと真夜中でいいのに。「不法侵入」、Cö shu Nie「絶体絶命」などがあり、また、造語の漢字四文字の曲を挙げていくと、Aimer「残響散歌」、Vaundy「不可幸力」、back number「大不正解」、RADWIMPS「前前前世」、[Alexandros]「無心拍数」、ハンブレッダーズ「銀河高速」、NEE「万事思通」などなど、近年の楽曲だけでも全てを挙げきれないほどユニークなタイトルがたくさんある。いずれも、一目見ただけで心を掴まれる曲名ばかり。ぜひ、あなたも、印象的な漢字四文字タイトルの楽曲を探してみてほしい。

※1：https://www.tv-asahi.co.jp/minamikun/news/0004/