2024.01.31 18:00

子どもたちの夢を応援する新たなユニット EXILE B HAPPY　TETSUYAらLDHの精鋭が掲げる理念

文＝斉藤碧

　EXILE B HAPPYが本格始動したのは、2023年8月12日のこと。千葉ポートアリーナ・サブアリーナで開催されたイベント『CL 3rd Anniversary CL26 ～Circle of Smiles～』にてお披露目となり、観客の前で初めてパフォーマンスした。2023年末には、2日間にわたって開催された『LDH LIVE-EXPO 2023』にも両日出演し、5月5日の“こどもの日”にリリース予定の1stシングル『MORNING SUN』より2曲を披露。そして2024年1月6日、初の単独ステージとなる『EXILE B HAPPYショー～2024年 1st ステージ～』をアーバンドックららぽーと豊洲のメインステージイベントスペースにて開催した。同施設を運営する三井不動産は、株式会社LDH JAPANとららぽーと等を活用した「子どもや若者の夢を応援する取り組みに関する業務提携契約」を締結しており、イベント当日（1月6日）に解禁された「MORNING SUN」のMVも、アーバンドッグららぽーと豊洲を舞台に撮影されている。

EXILE B HAPPY / MORNING SUN (Music Video)

　そんな“「MORNING SUN」の聖地”で行われた本公演は、野外ステージの目の前をキッズスペースとして開放した“子どもを主役としたイベント”となっており、その周りで観覧していた大人のファンも、子どもたちと戯れるメンバーのレアな姿に終始大盛り上がり。他にも、浦川翔平がDJプレイやアクロバットで観客を沸かせる場面や、関口メンディー扮するメンディーマンの登場、EXILE TETSUYA曰く“陽キャ揃いのグループ”らしい賑やかなMCなど、この7人ならではのステージが続く。楽曲面では、1stシングル収録の「MORNING SUN」と「BE HAPPY」はもちろん、各グループのライブ定番曲も披露され、メンバーたちは観客に笑顔で寄り添いながらダンスの楽しさを伝えていた。

　1月6日に先行配信された「EXILE B HAPPY」の1stシングル「MORNING SUN」（Words: Masato Odake／Music: ALYSA, Phil Schwan, AVENUE 52, SQVARE／Track produced by ALYSA, Phil Schwan／Mixed by Ryosuke Kataoka）は、2022年に開催されたLDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ～Dreams For Children～』で審査員を務めたALYSA（HYBE LABELS JAPAN）と、K-POP第4世代の楽曲を多数手がける音楽プロデューサー Phil Schwanがサウンドプロデュースを担当。『EXILE B HAPPYショー～2024年 1st ステージ～』でも観客と共に叫んだ「フレー！　フレー！」が印象的だった歌詞は、EXILE TRIBEの作詞家としてお馴染みの小竹正人が、メンバーたちの「子どもたちの夢を応援するテーマソングを作りたい」という想いのもと、運動会などで友達を応援する子どもの姿や、親が子どもたちを応援している光景を想像しながら制作したのだという。カップリングに収録予定の「BE HAPPY」には、浦川翔平と関口メンディーのラップパートもあり、吉野北人・中島颯太のツインボーカルやパフォーマー陣とB HAPPYS（EXPG STUDIOから選抜されたキッズダンサーチーム）によるダンスと共に、カラフルなハッピーオーラを振りまく1曲となっている。新曲の振付はTETSUYAを中心に子どもたち目線で考えたそうで、ダンス初心者でもチャレンジしやすいキャッチーな振りが魅力だ。

　1stステージの終演後には、TETSUYAが「（令和6年能登半島地震を踏まえて）大変な想いをされている方々にも力を送れるように、しっかりと自分たちのできることで活動していきたい」と語り、木村慧人も「今日来てくださったみなさんの笑顔を見た時に、僕たちはアーティスト活動をしていてよかったなって思いましたし、つらい時だからこそ笑顔で、こういうハッピーな空間をもっともっと作っていきたいなと思いました」とコメントした。これまでも東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーソング「Rising Sun」を制作したEXILEを筆頭に、被災地で支援活動を行ったり、SDGsの推進活動を行ったりと、長年社会貢献に力を入れてきたLDHだが、EXILE B HAPPYの登場により、その想いはさらに若い世代へと受け継がれていくことだろう。