布袋寅泰、The Rolling Stonesとの貴重な共演エピソード明かす　ミック・ジャガーは「もう別の生き物」

　ユニバーサル ミュージック グループ 初のコンセプトストア「UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU」が明日10月20日にオープンする。同施設の第一弾コンテンツとして、The Rolling Stonesの公式ショップ「RS No.9 HARAJUKU」が日本初上陸。オープン前日の10月19日には、2014年に行われたThe Rolling Stonesの東京ドーム公演にサプライズ出演した経験を持つギタリスト 布袋寅泰をゲストに招いたメディアレセプションが行われた。

　今年でデビュー61年目を迎える同バンドについて、布袋は「ストーンズは、どこまでもやり続けられることを証明しているわけでしょ？　夢があると同時に、何となく眩しい、そして困っちゃう存在です（笑）」と冗談を交えてコメントした。

　2014年のライブ共演について問われると、「本当に夢のような出来事」「ひょっとしたら宇宙旅行に行くよりも確率が低いことなんじゃないかな」と嬉しそうに語る。さらに「初めてお会いするストーンズのみなさんはとても気さくだった。ミック・ジャガーの楽屋に招かれたんですけど、そこにロニー・ウッドとキーボードのチャック・リーヴェルがいて。キース・リチャードは楽屋にいなかったんですけど、サウンドチェックの時に初めてドームのステージの上で握手をして、ガーンと彼のギターの音を聴いた時に文字通り身体に電流が走りました」と明かす。また、「自分が思っていた以上に、ステージ上で感じたストーンズはダイナミックで、繊細だった。一音一音がぶつかり合いながら、尊重し合いながら、でも自由に散らばっている。そんな音楽のあり方を体験したことがなかったので、とても驚きました」と、共演者にしか分からない貴重な体験談を語った。

　ミック・ジャガーが80歳でも第一線で活躍しているという話題になり、MCの鮎貝健から「どうしたらあのように生きられるのか」と問われた布袋は、「いや、もう別の生き物だと思います！」と断言。The Rolling Stonesの18年ぶりの最新作『Hackney Diamonds』の収録曲を話題に上げつつ、「昔からロックは若者の怒れる象徴、魂を世界にぶつけるみたいな衝動というイメージがあったけど、違うんだなって。（The Rolling Stonesは）熟成しながら、歳を重ねながらも輝き続けることが可能だということを証明しているわけじゃない。ミュージシャンに限らずいろんな方々に、歳はとっても魂は老いないことを体現してる人たちだなと思います」と、現在進行形の彼らの魅力を語る。

　最後に「The Rolling Stonesのアイコンに引き寄せられて、世界からここに集まってくる方がたくさんいらっしゃると思います。The Rolling Stonesを聴くことはロックを聴くこと。そして、The Rolling Stonesを楽しむことは人生を楽しむことです。そのくらいストーンズは偉大なアーティストだと思います。ぜひここに足を運んで、ストーンズの歴史に触れながら、みなさんの毎日をアップビートにテンションを上げて、ポジティブに変換できればいいなと思います」とメッセージを送った。

■営業情報
「RS No. 9 HARAJUKU」
営業開始日：2023年10月20日（金）
UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 1-20-6
営業時間：11:00～20:00
※年末年始等営業時間が異なる場合は、HP等で告知いたします。