BE:FIRST×INI、Stray Kids×JO1、Snow Man×Da-iCE……事務所の垣根を越えたコラボ／交流に感じる男性グループシーンの連帯感

　およそ1年ほど前からだろうか。音楽シーンにおいて、ボーイズグループ同士の交流やコラボレーションが活発化している。例えば直近では、6月21日に放送されたBE:FIRSTの冠番組『BE:FIRST TV Season2』（日本テレビ）の最終回にw-inds.の橘慶太と、Da-iCEの工藤大輝がサプライズ出演。SNSを中心に話題を呼んだ。

　そのほか、BE:FIRSTとINIによる「Boom Boom Back」ダンスコラボ動画が注目を集めたり、Snow Manの渡辺翔太がDa-iCE・花村想太と親交があることを明かして話題になるなど、所属事務所の垣根を越えた交流は、ボーイズグループシーンに新たな空気をつくり出しているように思う。

BE:FIRSTとINIは両グループのパフォーマンス力と仲の良さを実感するコラボ動画

　BE:FIRSTとINIは、6月17日放送の『カミオト-上方音祭‐』（読売テレビ）に出演後、両グループのTikTok公式アカウントでダンスのコラボレーション動画を投稿した。BE:FIRSTのTikTokでは、BE:FIRSTのSOTAとMANATO、INIの後藤威尊、田島将吾、西洸人の5人がBE:FIRSTの「Boom Boom Back」を踊り、RYUHEIと池﨑理人、佐野雄大がINIの「FANFARE」を披露。INIのTikTokでは、INIの尾崎匠海、許豊凡、松田迅、BE:FIRSTのLEOとSHUNTOの5人で「FANFARE」をパフォーマンスしたほか、RYOKIとJUNON、木村柾哉、藤牧京介、髙塚大夢が「Boom Boom Back」を披露している。

　彼らのコラボレーションは、実はこれが初めてではない。2022年にBE:FIRSTの冠番組で共演を果たした実績がある。そのためか、今回のダンスコラボでは、両グループのぴったりと息の合ったキレのあるパフォーマンスが圧巻で、終始楽しそうに踊る姿からはグループ間の仲の良さが感じられた。

JO1のテーマソング＆アンセム曲をStray Kidsメンバーが作曲

　2022年には、Stray KidsとJO1も、楽曲制作においてコラボレーションを果たした。両グループは、JO1のテーマソングであり、ファンへのアンセム曲でもある「YOLO-konde」の制作でコラボを実現。Stray Kidsのバンチャン、チャンビン、ハンによるプロデューサーユニット・3RACHAがトラックとトップラインを制作し、JO1のメンバーが作詞やダンスの振付などを担当している。

　JO1のメンバー11名がそれぞれオーディションを経て夢に挑戦してきた経験から、楽曲には「夢を追い求める人」の背中を押すようなメッセージが込められている。また、タイトルには「You Only Live Once（人生一度きり）」という意味の「YOLO」という言葉も使われた。Stray Kidsのメンバーの楽曲制作力とJO1のメンバーの楽曲に込めた想いがかけ合わさったことで、ライブでのパフォーマンスを見たくなるようなパワフルで気分が盛り上がる一曲に仕上がっている。