MOONCHILD、5人で歩み始めた新たなストーリー 『iCON Z』からの飛躍的な成長を見せたデビューショーケース

 再びメンバーが登場し、トークパートへ。まずはUWAが「オーディションを乗り越えてきて、みなさんとお会いできて嬉しいです」と挨拶し、ANRIは「初めてみんなの声や顔を見ながらパフォーマンスすることができて幸せです」とファンの前でパフォーマンスできた喜びを伝えた。オーディション中や韓国合宿の振り返りでは、レッスンやトレーニングでの苦労も楽しそうに語り合う。『DELICIOUS POISON』の楽曲制作についてのトークでは、英語の発音にこだわったというHANAが、「英語のアクセントやリズム感で曲が変わっていくので、RUAN先輩に教えてもらいました」と明かすと、RUANははにかんだ笑顔を見せた。MIRANOは「エネルギッシュだったり、キャッチーだったり、ダークだったり、全曲違った形で“DELICIOUS POISON”を表現しているので、全部楽しんでください!」とアピール。RUANは、配信で見ている全世界のファンへ向けて英語でメッセージをおくった。

 ショーの後半は、極上のバラードソング「Lonely」でスタート。この曲の歌詞は、オーディション時からボーカルトレーナーを務めているEmyliが、彼女たちへの思いを込めて綴ったもの。オーディションでは表現方法や気持ちの込め方に悩む場面もあったが、一回り大きくなった今の彼女たちはこの曲を完璧に歌い、表現し、観客の心を揺さぶった。

 感動に包まれる会場に、再びエンジンをかけたのは「Bzz Bzz」、そして「ONE BITE」。スタイリッシュなダンスとラップで、ハードな一面を見せ、観客を虜にすると、ラストは初めてのオーディション課題曲でもあった「CHILI CHOCOLATE」。彼女たちの始まりの曲では、フロアに自然と手拍子が沸き起こった。キャッチーなメロディと弾んだ歌声、輝く笑顔でハッピーな空間を作り上げ、ショーケースのラストを締めくくった。彼女たちのパフォーマンスに胸を打たれたのか、思わず涙するファンの姿も見えた。

 初のショーケースで、驚くほど飛躍的な成長を見せたMOONCHILD。そこから感じるのは、ここまで積み重ねてきた努力と、“世界を目指す”という覚悟である。そして、彼女たちのストーリーはまだ始まったばかり。これから先、どんなアーティストとして成長するのか。無限大の可能性に、大きな期待を寄せたい。

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