森本慎太郎×田中樹、ジェシー×松村北斗……SixTONES、ユニット曲の魅力 グループ全体とは異なる2人ならではの世界観

 「ラ・ラ・ラ・ラブストーリー」を歌う京本と髙地。昨年はともに舞台で活躍したメンバーでもある。京本は『流星の音色』で主演を務めたのに加え、劇中で披露した7曲の楽曲の作詞作曲も手がけた。昨年のコンサートツアーのMCなどでも楽曲制作について触れており、制作過程に触れられたのも思い出深い。一方、髙地は初となる外部舞台、シェイクスピア原作作品『夏の夜の夢』に出演。ライサンダー役として第一声から観客の心を掴んでいたのが印象的だ。そんな舞台で奮闘した2人らしく、劇中歌のような心弾む世界観。MVではハットを被り、大人っぽさと可愛らしさに溢れるポップな“きょもゆご”ならではのワールドが広がる。

 ペアごとに個性に溢れた世界観を打ち出すユニット曲。これも6人のボーカル、表現力、キャラクターゆえ。組み合わせによってこうも世界観を変えられるのかという驚きは、作品を重ねるごとに強くなる。

 世界観がはっきりしている個性的な作品だけに、ライブでもそれまでの雰囲気をがらりと変えてくるのがユニット曲の魅力。ツアーがスタートし、そしてドーム公演が発表と会場が大きくなっていくが、6人でのステージに加えて、ユニット曲の演出も楽しみだ。

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