℃-uteが2017年6月12日のさいたまスーパーアリーナでのコンサートをもって解散してから5年が過ぎた。活動期間中、恒例イベントなどが行われていた毎年9月10日の「℃-uteの日」も、解散後から本日で5回目を迎えた。

　℃-uteはインディーズ時代は8人、メジャーデビュー時は7人と、その時期によってメンバー数が変動していたが、一番なじみ深いのは2010年11月以降～解散までの5人体制だろう。そんな5人の解散後の動向も含め、グループのこれまでを振り返ってみたい。

　最年少だった萩原舞はグループ解散と同時に芸能界を引退。現在はファッションブランド『With Mii（ウィズ ミィー）』の代表取締役を務めており、2021年8月には一般男性との結婚を発表した。

　岡井千聖は、グループ解散後はタレントとして活動していたが、2020年4月に芸能界を引退。今年7月に公開された元モーニング娘。の藤本美貴のYouTubeチャンネルの動画内（※1）で、藤本が「ママになってるからね岡井ちゃんだって」と話し、その後の動向が明らかになった。

　中島早貴もグループ解散後はタレント活動をしていたが、海外留学へ行くことを理由に2021年12月末で芸能活動を一時休止している。

　グループリーダーだった矢島舞美は、現在は女優としてドラマや舞台で活動中。今年8月には同名ベストセラー本をミュージカル化した『ざんねんないきもの事典 ～いきものたちの逆襲～』に出演、11月には『家政夫のミタゾノ THE STAGE ～お寺座の怪人～』への出演を控えている。

　℃-uteではエースとして活躍し、解散後も歌手をメインに活動しているのが鈴木愛理。℃-uteのラストライブからちょうど1年後の2018年6月にアルバム『Do me a favor』をリリースし、ソロアーティストとして再デビュー。同年7月には日本武道館でのコンサートを成功させた。2020年には鈴木雅之とコラボし、アニメ『かぐや様は告らせたい？～天才たちの恋愛頭脳戦～』（TOKYO MXほか）第2期オープニングテーマ「DADDY! DADDY! DO! feat. 鈴木愛理」をリリース。同曲MVは原稿執筆時で4760万回以上再生されており、今年6月にリリースした「ハートはお手上げ」も同アニメ第3期のエンディングテーマとして起用され、アニメファンへの認知度を高めている。また、アーティスト活動と並行して女優としても活躍。今年配信された『ANIMALS-アニマルズ-』（ABEMA）では初めてドラマ主演を務めた。

　℃-ute時代を経て、5人それぞれが別の道を歩み、人として豊かな日々を過ごしている、それが℃-ute解散5年後のメンバーの現在だ。