AKB48、新曲「元カレです」をライブ初披露 『AKBINGO!』から新番組へバトンが受け継がれたイベントレポ
4月7日から放送がスタートする『AKB48 サヨナラ毛利さん』（日本テレビ系）の番組センターを決めるライブイベント『AKB48 LIVE SHOW 〜AKBINGO! THE FINAL サヨナラ毛利さん〜』が、4月3日にぴあアリーナMMで開催された。当日は、5月18日にリリースする59thシングル表題曲「元カレです」を初めて観客の前で生披露したほか、加藤玲奈、入山杏奈、宮崎美穂の卒業セレモニー、さらに番組のセンターを決める企画が行われるなど、今のAKB48の魅力が垣間見えるイベントとなった。
1曲目から新曲「元カレです」を披露して、ファンのハートを掴んだAKB48。同曲は、3月28日に放送された『CDTVライブ！ライブ！』（TBS系）春の4時間スペシャルで披露されたが、観客の前でのパフォーマンスはこの日が初。BTS「Butter」の振り付けにも携わったGANMIのSotaが振り付けを担当したことでも話題の楽曲で、AKB48史上最高難易度のダンスで話題を集めた「根も葉もRumor」に続くダンサブルなナンバー。IZ*ONEの活動終了後、グループのダンススキル向上にも貢献したとも言える本田仁美が初センターを務めた楽曲は、、〈DAKARA DAKARA DAKARA〉と繰り返す中毒性のあるパートや終盤で聴かせるダウナーなラップなど、今までとはひと味違うAKB48を見せつけた。「こんなに早くお客さんの前で披露できるなんて。でも、すごく緊張しました」と本田。柏木由紀は「ちょっと前まで（「恋するフォーチュンクッキー」の振り付けで）おにぎり作ってたのに……今のAKB48をもっと好きになってもらえるように、体にムチ打って頑張ってます！」と会場を沸かせた。
入山と加藤の卒業セレモニーでは、2人で1本のマイクを持って歌い合うパフォーマンスと共に「I’m sure」を披露。一転、アイドル然とした可愛らしい世界観の「キスキャンペーン」では、向井地美音を加えた3人で満面のアイドルスマイルを振りまく。そして卒業公演の定番曲「夕陽を見ているか？」には、篠崎彩奈、鈴木くるみ、茂木忍、岩立沙穂、中⻄智代梨といった仲のいいメンバーが参加。最後の「LALALAメッセージ」では残りのメンバーも加わって歌い上げ、「卒業してもこういう機会をいただいて、また一つ楽しい思い出ができました。ありがとうございます」と加藤が感謝を伝え、入山も「最後にまたみんなと歌えてうれしかったです」とコメント。2人の美しいドレス姿に、メンバーからは「きれい〜」「尊い」など声があがった。
一方、宮崎の卒業セレモニーには、指原莉乃、石田晴香、内田眞由美、北原里英、近野莉菜といった同じ5期の卒業生が応援に駆けつける。「あなたがいてくれたから」「君が教えてくれた」を一緒に歌えば、MCでは「OG感がすごい！」と宮崎節を発揮。会場を埋め尽くした赤いサイリウムに驚きながら、「こんな大きな会場でセレモニーを開いてくださって、最後に同期のみんなと歌えていい思い出になりました」と語る宮崎。セレモニーの最後には、大好きなメンバーと歌いたいと思い選曲したという「10年桜」を全員で披露した。抱き合ったりハイタッチするなど、最後の挨拶を一人ひとりと交わして行く姿は実に感動的。宮崎はこれまでの活動を振り返り、「悩むことも多かったけど、AKB48に入ったことを後悔したことはなかった」と素直を思いを述べ、14年間の活動を締めくくった。
また、結成8周年を迎えたチーム8は、原点でもある初のオリジナル曲「47の素敵な街へ」を始め、頭上で8の形を作るポーズが印象的な「蜂の巣ダンス」などお馴染みの楽曲を披露し、集まったファンと8周年を祝った。「根も葉もRumor」のカップリングとして人気の「西高東低」では、シンクロのようなポーズや一列に並んだメンバーがウェーブをかたどるなどのパフォーマンスで、会場に一足早い初夏の爽やかな風を送り込んだ。
