SixTONES ジェシー、BTS V、桜井和寿ら名だたるアーティストを魅了 安全地帯 玉置浩二、世代や国境を超えて愛され続ける理由
今年デビュー40周年を迎える安全地帯が、デビュー記念日の2月25日に約11年ぶりとなる待望の新曲「愛の戦友」をリリース。また、ボーカルの玉置浩二も7月にソロデビュー35周年を迎えるとあって、ダブルのアニバーサリーイヤーである今年は、安全地帯&玉置の活動に注目が集まっている。人気の幅は広く、安全地帯のファンを公言する若手アーティストも多い。40年経った現在も第一線で活動し、衰えぬ人気を誇る魅力とは?
世代を超えて愛される玉置浩二の歌声
安全地帯は、玉置浩二(ボーカル、ギター)、矢萩渉(ギター)、武沢侑昂(ギター)、六土開正(ベース)、田中裕二(ドラムス)で結成。井上陽水のツアーサポートを経て、1982年にシングル「萠黄色のスナップ」でデビューした。
安全地帯の代表曲「ワインレッドの心」は、美しく繊細なサウンドメイクと歌謡曲の流れを汲んだ人の胸を撃つドラマチックなメロディ、そして玉置の力強さの中に儚さをはらんだボーカルが特徴。井上陽水が多くの歌詞を手がけて、「恋の予感」は陽水がセルフカバーしたことで知られている。
ミディアムやバラード系が特に人気だが、80年代の洋楽のサウンド感を取り入れた楽曲も当時大きな注目を集めた。例えば「熱視線」は、当時音楽業界で流行したシンセドラムやシンセギターが軽快に鳴り響く。プリンスを彷彿とさせるエレクトロファンクの「じれったい」は、派手なメイクを施した玉置がギターをかき鳴らしながら歌う姿が話題になった。
安全地帯の大ファンを公言するSixTONESのジェシーは、TOKYO FM『LOVE CONNECTION』にゲスト出演した際に、安全地帯の「愛を鳴らせ」をフェイバリットに挙げた。さらに「玉置さんの歌声がたまらない。しびれるよね」とコメント。「愛を鳴らせ」は9年くらい前の曲だが、根底に流れるメッセージの熱さは今も変わらず。ジェシーも「とにかく“愛”なんですよ」と、安全地帯の楽曲にぞっこんといった雰囲気。
ジャニーズ内にはTOKIOやKinKi Kidsなど、安全地帯&玉置浩二のファンが多い。V6の「愛なんだ」は、玉置浩二の作曲として知られる。また、Snow Manの宮舘涼太は、Daily MOREの“涙活”に関するインタビューに答え、涙した作品として、玉置浩二が主演を務めたドラマの主題歌として作られた「田園」を挙げ、「玉置浩二さんの『田園』にはこれまで何度も助けられた」とコメント。サビの〈生きていくんだ それでいいんだ〉といった、朴訥とした言葉で表現された前向きなパワーが大きな魅力の楽曲で、宮舘のコメントは、「田園」に世代を超えて伝わる普遍的な力が備わっていると感じさせる。