『ラブライブ！』シリーズから誕生のLiella!、今夜『2021FNS歌謡祭』に初出演　個性光る5人が奏でる多彩な楽曲

アニメのストーリーとリンクした歌詞が背中を押す

　今回パフォーマンスする「未来予報ハレルヤ！」は第1話挿入歌で、テレビ初披露となる。自分に自信が持てず一歩踏み出せなかった澁谷が、歌が好きなことに改めて気づき、唐の前で「やっぱり私は歌が好きだ」と叫んだシーンにて流れる楽曲。〈大好きっていま叫ぼう〉という歌詞は澁谷の心の声であり、〈つまずきも羽にして〉という歌詞は、どんな困難も押しのけて前に進む強さが表現されている。これから始まろうとする物語への期待と不安を胸に、溢れる思いを歌った明るく爽やかな楽曲だ。『2021FNS歌謡祭』の公式Twitterでは、「何か新しいことを始めたいとか、一歩を踏み出したいという方に聴いていただきたい楽曲です。そんな人の背中を押せるように精一杯歌いたいと思います。サビに〈よっしゃ！〉と歌うところがあるので、テレビを見ている皆さんと一緒に歌いたいです」とメンバーがコメントを寄せている（※1）。

　Liella!の楽曲は、「未来予報ハレルヤ！」のように『ラブライブ！スーパースター!!』のストーリーに合わせて披露されていく多彩な挿入歌にも注目が集まっている。第3話挿入歌「Tiny Stars」は、澁谷と唐がLiella!結成前に“クーカー”というユニットで歌った曲として人気が高い。震えながらステージに立った2人が、応援してくれる人々の声援を背に歌い始めるシーンは感動的だ。キラキラとした可愛さがありながら切なさも感じさせ、2人の気持ちが1つになった瞬間が切り取られている。ほかにも、嵐と平安名が加わった第6話挿入歌「常夏☆サンシャイン」、さらに葉月が加わって5人になった時の第8話挿入歌「Wish Song」も、メンバーの思いが歌詞に投影されていて胸が熱くなる。エンディングテーマ「未来は風のように」は、エピソードごとに歌うメンバーが入れ替わるという趣向も。

　「始まりは君の空」は、文字通りLiella!の始まりを告げる曲として人気。今から何かが始まりそうな胸のときめきを、力強く疾走感溢れるサウンドに乗せて真っ直ぐに歌ったナンバーで、それぞれの声は実に個性に溢れ、メンバーが順に歌い繋いだ後の5人で歌うサビの一体感が実に熱い。

　また、『ラブライブ！スーパースター』のオープニングテーマである「START!! True dreams」は、スタジアムの中心で歌い踊るスケールが大きな映像と、力強く真っ直ぐな5人の歌声から、いつかそんな日が来るかもしれないという期待が胸に沸き上がる。

　声優や音楽活動未経験のメンバーが多い中で、お互いを補い背中を押し合いながら友情や絆を育み、夢に向かっていく姿が、アニメの物語とシンクロして胸を熱くさせる。こんな時代に元気と勇気をくれる、親近感溢れる5人のパフォーマンスは見逃せない。

※1：2021年12月5日  FNS歌謡祭公式Twitterより（https://twitter.com/fns_kayousai/status/1467327876991049731）