アンコールでは5人で肩を組み、笑顔で「Around The World」を歌い終わると、「ツアー、完走できて本当に良かったです！」と吉田が最後の挨拶をしたのだが、この日はまだ続きがあった。「皆さんに見ていただきたい映像があります！」ということで映し出されたのは、結成7周年の記念日となる11月24日、ビクターエンターテインメントからのメジャーデビュー決定を告げるドラマ仕立ての短い映像。すでにM!LKのオフィシャルYouTubeチャンネルにもアップされているが、M!LKらしい遊び心満載の発表に会場は大いに沸いていた。また、来年2月13日にパシフィコ横浜 国立大ホールでのワンマンライブを開催することも告知。歓喜のざわめきが続く中、2つの重大発表を終えたメンバーが最後の挨拶を行う。

　塩﨑は「夢に向かって走っていく仲間が増えた。これからもみ！るきーずのみんなを元気にしていきたい」と笑顔で伝え、山中は「パシフィコは俺と舜太にとって初。憧れの場所でのライブを成功させたい」と抱負を語った。「最後なので真面目な話をしようと思うんですけど」と切り出した佐野は、まず応援してくれるみ！るきーずに向けて「しんどいことや悲しいこともあるけど、ステージに立ってみんなの顔を見るともっともっと頑張んなきゃなと思います」。次にメンバーに向け「M!LKでいてくれてありがとう。奇跡だね、本当に。そして柔太朗と舜太は3年前にM!LKに入るという選択をしてくれて、不安もあっただろうけど微塵も見せず、必死でついて来てくれた。柔太朗と舜太で本当に良かったなって心から思います。ありがとう、ここまでついて来てくれて。M!LKになってくれて」。もうこの時点ですでにメンバーもみ！るきーずも号泣だったのだが、佐野はしっかりとした口調で「M!LK（としての仕事を）空けることも多い中、M!LKを支えてくれているのは2人（吉田と塩﨑）だし、しっちゃかめっちゃかやっちゃう俺の手綱を握ってくれているのも2人」と感謝を伝え、「卒業した3人のメンバーと約束した、ドームツアーを絶対に叶えます」と宣言した。曽野はみんなへの感謝の言葉に加え、「僕がここまで来れたのは、柔ちゃんが支えてくれたから」と山中への思いを泣きながら吐露。号泣する2人を見てさらにもらい泣きという状態ではあったが、最後にリーダー・吉田は「5人でいる時間がずっと楽しいし、ずっと成長し会えるし、何やってても頑張れる。みんなにもっといい景色を見せたいと思っているので、これからもたくさんの愛情で応援してくれたらなと思います」と清々しい表情を見せた。

　5人は深々とお辞儀をし、汗と涙が入り混じった最高の笑顔を輝かせてエンディング……となるはずが、突然会場の照明が暗転。なんとこれからメジャーデビューに向けた4泊5日の強化合宿が行われるということで、何も知らなかったメンバーは「だからスケジュール空いてたんだ（笑）！」「聞いてないよー！」などと口々に叫びながらステージを後にしていた。さて、その後5人の運命はいかに。このサプライズもきっと、み！るきーずのさらなる"smile"へとつながっていくはずだ。

【写真で見る】M!LK、Zepp Tokyo公演

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