グループの休止期間、日本では2018年に1stフルアルバム『TAEMIN』をリリースし、全18会場32公演で10万人を動員した初の全国ソロツアー『TAEMIN Japan 1st TOUR ～SIRIUS～』を開催。2019年には3rdミニアルバム『FAMOUS』をリリース。7都市17公演で15万人を動員した初のアリーナツアー『TAEMIN ARENA TOUR 2019～X™️～』に加え、韓国ライブの再演『TAEMIN 2ND CONCERT [T1001101] in JAPAN』では、大阪城ホールで初の年末カウントダウンライブも経験した。

　韓国では2019年に2ndミニアルバム『WANT』、2020年に連作の3rdアルバム『Never Gonna Dance Again：Act 1』、『Never Gonna Dance Again：Act 2』、合本アルバム『Never Gonna Dance Again』、そして入隊直前の2021年5月には3rdミニアルバム『Advice』をリリース。コロナ禍にはオンラインコンサート『TAEMIN：N.G.D.A (Never Gonna Dance Again)』を開催した。

　ソロだけでなく2019年には、EXO、NCTのメンバーらとSuperMを結成し、全米デビュー。コロナがなければ東京ドーム公演を含む14都市でのワールドツアーを行う予定もあったビッグプロジェクトだ。テミンはこれらSHINeeを離れた活動の際にも自己紹介で「SHINeeのテミンです」と言い、活動休止中でも常にSHINeeという名前を出し続け、SHINee、そしてファンの気持ちを支えてくれていた。

　そんなテミンと、再び活動休止期に入るSHINeeからファンへ向けたメッセージのような曲がR＆Bバラード「SEASONS」とアコースティック曲「Closer」だ。“もっと近くへ”と歌う「Closer」、そしてテミン入隊前最後に開催された日本向けオンラインファンミーティング『SHINee WORLD J Presents ～Bistro de SHINee～』で初パフォーマンスされた「SEASONS」は、キーが「初ドームの最後の曲『LOVE』に繋がる曲です。今の僕たちが伝えたいことを歌詞に乗せています」と言っていた曲。〈さよならは言わないから My girl 旅立つとき笑ってよ〉なんて、テミンの言葉を代弁しているかのよう。ぜひ、歌詞を見ながら聴いてほしい。

　テミン入隊中の現在、オンユはミュージカル、キーはバラエティ、ミンホは俳優と、それぞれに活躍中。テミンが除隊する来年11月末まで、テミンがしていたように、彼らがSHINeeの名前を守ってくれているだろう。リリースごとに新鮮な驚きを与えてくれるSHINee。30代の大人なSHINeeは、次にどんな驚きを与えてくれるのだろう。