NiziU MAKO&RIMA、ステージとギャップのある素直な振る舞いが魅力 『NiziU Scout』で見せたチームワークの良さ

 “マコリマ”はどちらも、オンとオフの切り替えが凄まじく上手い。終始真剣な表情でミッションに挑んでいた『Nizi Project』において、彼女たちに隙は微塵もなかった。華やかな出で立ちと恵まれた環境に甘んじることなく、自らの力の証明するために自分だけの個性を探し続けたRIMAと、仲間を見捨てることなく、どこまでも高みを目指していける強さを持ったMAKO。それでも二人はファンに、“雲の上の存在”と感じさせたことは一度もない。バラエティやリアリティ番組ではたとえゲームであっても全力ではしゃぎ、飾らない姿を見せ、私たちと変わらない“普通の女の子”なんだと感じさせてくれる。『Nizi Project』でJ.Y. Parkは「ダンスや歌が上手か下手かより大切なことは、ナチュラルさ」とオーディション参加者に何度も伝えていたが、きっと彼がMAKOとRIMAをNiziUのメンバーに選んだのは実力だけではなく、どんなに有名になっても失われることのない自然体な彼女たちの魅力を見抜いていたからだろう。

 ステージに上がった時と、降りた時とではまた違った七色の表情を見せるNiziU。どこか隙のある素直な振る舞いで私たちをワクワクさせてくれる“マコリマ”はチームにとって欠かせない存在だ。そんな二人にこれまた飾らないおっとりとしたMAYUKAが加わった、チームワーク抜群の幸せクローバーによる個人ミッションを達成するための作戦にも引き続き注目していきたい。

■苫とり子
フリーライター/1995年、岡山県出身。中学・高校と芸能事務所で演劇・歌のレッスンを受けていた。現在はエンタメ全般のコラムやイベントのレポートやインタビュー記事を執筆している。

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