2021年上半期は混戦期に サバイバルオーディション番組、盛り上がりの鍵は?

 4月から始まったボーイズグループサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2(通称:日プ2)』、『THE FIRST』が佳境を迎えている。2019年の『PRODUCE 101 JAPAN』からデビューしたJO1は今までのシングルは全てオリコン週間シングルランキング1位を獲得しており、派生グループとも言えるOWVやORβITなども含め、ボーイズグループの中でも新しいジャンルとしての地位を築きつつある。シーズン2では人数は限定されるものの海外からも投票できる「グローバルプロデューサー」システムも加わり、GYAO!で見ることの出来ない日本国外向けにYouTubeでも字幕つきで一部配信されている。

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 FAN BOOK』

 一方、現在放送中のシーズン2の第1回順位発表式の投票数は2535万5777票と、シーズン1の3384万7705票よりも少なかったようだ。初回の投票はオンラインコンテンツを通した国民プロデューサーの投票のみによって決定される「オンタクト能力評価」で番組に進出する60名が決定する新システムだったが、プロデューサー全員が同時に番組を見て同じ情報量で投票するシステムではなく、能動的に各練習生のコンテンツを見てpick(推し)を選ばなければならないシステムだったことも関係しているかもしれない。

 実は、筆者も原稿の依頼をもらうまで今回のシーズンを見ていなかった。元々、アイドルデビューサバイバルについては「デビューか否かの切羽詰まった状況に置かれた練習生の姿を、エンタメとして楽しみにくい」という個人的な嗜好もあり、韓国のデビューサバイバルもデビュー後に振り返りで見ることが多く、リアルタイムでは積極的に見る方ではなかった。『日プ』のシーズン1に関しては事務所所属の練習生はNGかつ全くの未経験者もOKという、本国の“プデュ”シリーズとは根本的に異なる前提がどのような方向に進んでいくのか気になったこと、シグネチャーソングが好みだったという2点で大体毎週見ていたというくらいの「ゆる視聴者」だった。シーズン1の視聴者層を振り返ると、おそらく以下の3つに分けられたのではないかと思う。

①韓国の“プデュ”=サバイバル番組が好きだった層
②元々K-POPが好きでどんな感じなのか興味があって見ていた層
③なんとなく・話題になっているから見てみた層

 自分は②に当てはまる層だったと思うが、今回は何故見ていなかったかというと、開始時期と曜日がMnetのアイドルサバイバル番組『KINGDOM』と被っていたからというシンプルな理由だった。時間はずれているので見ようと思えば見られるのだが、毎回順位がついたり感情がぶつかり合うような場面も多い「サバイバル」は視聴者にとっても感情的に消耗する部分が多く、正直1日に“2サバイバル”はキツい。サバイバルはリアルタイムの感情の共有感も重要な盛り上がり要素のように思うので、初回を見逃すと追いかけにくいように感じてリアルタイムでは見ていなかったのだった。

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