SixTONES 田中樹のラップは、世界観を演出するのに欠かせない武器に ラップチャレンジ第2弾決定を機に考察

 「Imitation Rain」、「NAVIGATOR」と楽曲をリリースしてきたが、サビと並んでラップパートも見せ場であり、SixTONESの世界観を演出するのに欠かせない武器である。抑揚、発声を巧みに変えながら言葉に感情をのせていく。時には情緒たっぷりに、時には訴えるように激しく、サビに続きラップパートでも胸を打たれる。

SixTONES - Imitation Rain (Music Video) [YouTube Ver.]
SixTONES - NAVIGATOR (Music Video) [YouTube Ver.]

 田中のラップはクールであることはもちろんだが、カッコよく放って終わりではなく、聞き取りやすく、安定感のある“伝わるラップ”。構えずとも、楽曲の流れに沿って自然と入り込める、聴けるところも特徴的だ。

 さて、地方在住者にとっては、車移動が多いこともあり、ドライブのお供と言えばラジオという人も多いだろう。しかも、わざわざ地方局のために歌詞を起こし、収録してくれたというのは本人が想像する以上に嬉しいものだ。ラジオリスナーの中には、出演者の属性をとっぱらって、面白いラジオが好きという生粋のラジオリスナーもおり、ラジオCMをきかっけに番組を知り、トークからファンになる人も増えるのではないだろうか。

 『NEW ERA』の発売が待ち遠しいが、第2弾のSixTONESANNにも注目したい。

※初出時、一部内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています

関連記事