欅坂46、胸を打つ隠れた名曲たち 「月スカ」「エキセントリック」「角を曲がる」……カップリング&アルバム収録曲を解説

「青空が違う」(TYPE-B収録)

 2ndシングル『世界には愛しかない』収録のユニット曲。乃木坂46に多くの曲を提供している杉山勝彦による作曲。メンバーの個性に寄せた作風が多いユニットソングの中でも、ひときわ明るく爽やかで王道路線の一曲だ。ライブではゴンドラに乗ったり大玉を転がすなどして会場を盛り上げる。

「渋谷からPARCOが消えた日」(TYPE-B収録)

 2ndシングル『世界には愛しかない』収録の平手友梨奈ソロ曲。相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」、中森明菜「少女A」などを彷彿とさせる力強い女性像の一曲。ライブでは大型バイクに乗って登場し、真っ赤なスーツを着てクールに歌い上げる。

欅坂46 『渋谷からPARCOが消えた日』Short Ver.

「100年待てば」(TYPE-B収録)

 1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』収録の長濱ねるソロ曲。可愛らしく柔らかいイメージをまとった長濱にぴったりのアイドルソング。アップテンポで激しいグループ曲とは打って変わって、平和で穏やかな趣がある。

「角を曲がる」(TYPE-B収録)

 配信限定でリリースされた平手友梨奈ソロ曲(名義としてはグループ曲)。歌詞は“周りが期待する自分”と“本当の自分”の間で揺らぐ主人公の葛藤を描いている。東京ドーム公演で初披露され、5万人が見守る張り詰めた空気の中でパフォーマンスされた。

欅坂46 『角を曲がる』

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる