BTS、記録更新中の「Dynamite」日本バイラルチャートでも上位に 初の全編英詞によるディスコファンクが示す“スキルの高さ”

 ここ数年で様々な“快挙”を連発しているBTSであるが、新曲「Dynamite」は快挙のオンパレードでもある。本作のMVは1日で再生回数1億110万回を突破し、YouTubeで公開されたMV史上、公開から24時間以内の再生回数の最多を記録。また冒頭で触れたSpotifyのグローバルトップ50で1位を獲得したのも、韓国アーティストとしては初めてだ。リリース当日のSpotifyでの再生回数は全世界で777万8950回と、今年発売初日に最も多い再生回数を記録した曲となった。また、8月21日のオリジナルバージョンのリリース以降、同曲の複数のリミックスバージョンを定期的に配信リリースしているのも面白い。発売から1カ月で、今なおランキングの上位をキープし、ロングヒットの兆しが見えてきたのも、この“仕掛け”が影響しているだろう。しかしながら、この手法が成立するのも楽曲のクオリティがあってこそ、である。そしてそのクオリティを支えるのが、BTSの個々のスキルであることは間違いない。

 今、世界中で最も再生されている曲と言っても決して過言ではないであろう「Dynamite」。前述した快挙を鑑みれば、もはや現象と言っていい。この曲が持つ、“思わずリズムを取りたくなるような明るさ”が、世界中から求められているのかもしれない。

■伊藤亜希
ライター。編集。アーティストサイトの企画・制作。喜んだり、落ち込んだり、切なくなったり、お酒を飲んだりしてると、勝手に脳内BGMが流れ出す幸せな日々。旦那と小さなイタリアンバル(新中野駅から徒歩2分)始めました。
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