King & Prince、考え抜いて出した答えが自分たちの色となっていく 連続ドキュメンタリー第3回を見て

 連続ドキュメンタリー『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)シーズン2が10月18日よりスタートした。「King & Prince~2年目の覚悟~」と題して、デビュー2年目を迎えたKing & Princeに再び密着。第3回は、「僕らの航海」と題して、彼らの奮闘ぶりを追った。

『DREAM BOYS』への挑戦

 滝沢秀明からKAT-TUN・亀梨和也、Kis-My-Ft2・玉森裕太を筆頭に、これまで数え切れないほどのジャニーズタレント、ジャニーズJr.が出演してきたジャニーズ屈指の舞台が『DREAM BOYS』だ。今回、先輩たちが築き上げてきた舞台を、岸優太と神宮寺勇太が受け継いだ。

 まずは、物語の要となるボクシング練習に励む二人。岸はさらにギターの練習も並行して行っていた。ボクシングもギターも初めての挑戦が続いた岸。歯ブラシを咥えてギターを弾く姿からは必死さが伝わってきた。

 稽古場には堂本光一の姿があった。ジャニー喜多川の亡きあと、滝沢秀明がKinKi Kidsの堂本光一に演技指導を依頼していた。堂本は本編に続いて設けられたパートについて、「ショータイムいらなくないっすか?」と提案。スタッフは「ファンサービスとしてやっておかなければ」と返答したが、「いや、俺、ジャニーさん別にそんなこと言わないと思う。本編が良ければショータイムなんていらないんだよって言われたことあるもん」。ほんのりモノマネ感を含ませた堂本。続けてこう投げかけた。「本人として何をみせたいか、君たちが何をみせたいか」。

 岸と神宮寺は頷いて「はい」と返すのが精一杯の様子。堂本は「偉いね、そこ悩むの偉いね」、「ファン想いだな」と、厳しくも優しい表情を見せた。

 受け継いだものを守ることは、先輩と同じことをすることではない。本質からブレなければ、形を変えることも選択肢の一つだ。自らの舞台で体現してきた堂本ならではのアドバイスは、本人たちに考えさせるように導いていたのが印象的だ。考え抜いて出した答えこそが、自分たちの色となり、物語に重なっていくのだろう。

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