MAMAMOO、結束の強さを見せつけたステージ 2度目の来日公演を観て
K-POPガールズグループ・MAMAMOO(ママム)のコンサート『MAMAMOO 2nd Concert Tour in JAPAN: 4season Final』が、2019年8月11日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催された。2回目となる今回の来日公演は、8月7日に発売されたばかりの日本1stアルバム『4colors』のリリースを記念したもので、韓国を皮切りにアジア各国を回ってきたツアー『4season』のファイナル公演でもある。また、日本でこれほど大きな会場で単独公演を行うのは彼女たちにとって初めてということもあり、客席を埋めつくしたファンも開演前から興奮気味であった。
オープニング映像に続いてスーツ姿のメンバーが颯爽と登場。それぞれのスーツの色はソラ(リーダー/メインボーカル)が青、ムンビョル(ラップ/パフォーマンス)が赤、フィイン(ボーカル/パフォーマンス)が白、ファサ(ボーカル/ラップ)が黄と、実にカラフルだ。4人はメランコリックなメロディが印象的な「Starry Night -Japanese ver.-」と、トライバルな香りが漂うダンスポップ「Egotistic -Japanese ver.-」を続けて披露。表情豊かな歌唱力で瞬時にファンを引きつける様子からは、他のK-POPガールズグループにはない魅力が強く感じられる。
挨拶を交えたトークの後は、しっとりとしたR&Bナンバー「Rainy Season」で会場内の熱気を一旦クールダウン。そして、韓国で7月下旬にリリースしたばかりの新曲「Gleam」やムンビョルの堂々としたラップが光る「No more drama」、日本で2枚目のシングルとして発表したレトロソウル「Wind flower -Japanese ver.-」といった楽曲で、4人は観客とのコール&レスポンスを楽しんでいく。
日本1stシングルのカップリング曲「You Don't Know Me」を歌い終えた後は少し長めのトークコーナーへ。この曲はメンバー全員のお気に入りのひとつだという。聴きどころは「私のラップ」と言い張るムンビョルに、ファサが大阪弁で「それ、ちゃうんちゃう?」と返すと会場は爆笑の渦に。「ここは大阪じゃなくて横浜だから。それにしても海があっていいところですね。恋人同士でいらっしゃった方はコンサートの後にデートしてみては?」とソラがまとめようとすると、再びファサが「まだキスはしちゃだめですよ」と笑わせる。トークでも4人の相性は抜群だ。