天童よしみ、初のラブソングに挑戦 笑福亭鶴瓶が縁繋いだ楽曲を絶賛「歌手冥利に尽きる歌」

 天童よしみが、本日6月11日、6月19日リリースの新曲「大阪恋時雨」の公開レコーディングを行った。

 「大阪恋時雨」は、「ショッピングモールの歌姫」の異名を持つシンガーソングライター・半崎美子の作品で、天童をイメージして描いたソウルバラード。同曲を聴いた天童もまた、「まるで自分の歌のよう」と思い、共通の知人である笑福亭鶴瓶が二人の縁を取り持ち、今回初めてタッグを組むことになったという。

 自身初の公開レコーディング後、半崎を迎え、囲み取材に応じた天童は、「ショッピングモールの女王と、ショッピングモールのオカンです」と登場し、笑いを誘った。今作のリリースまでの経緯について、天童は「半崎さんのお作りになった『大阪恋時雨』は、現在も半崎さんの歌として歌われているんですけれども」と前置きをし、「昨年12月22日に、鶴瓶師匠から、“半崎さんを『無学の会』っていうのに呼んでね、今、『大阪恋時雨』聴いたんやけど、もう泣けて泣けてしょうがないんや。ものすごいええ歌。これは絶対によしみちゃんに歌うて欲しいんや”というお電話があったんですね。それで、YouTubeで半崎さんの歌を聴いたところ、本当に鶴瓶師匠がおっしゃったように泣けるんです。〈あんたがそばにおるだけで/なんで泣けるんやろう〉っていう詞が、どーんと突き刺さりまして、半崎さんに早速、連絡をさせていただきました」と振り返る。

 半崎もまた「昨年末の『無学の会』で『大阪恋時雨』を歌わせていただいたときに、(鶴瓶さんが)“めっちゃええ曲やな”ってお客さんがいる前で言ってくださって。(ステージで)“いつか天童よしみさんに歌っていただきたい”というお話をさせていただいたら、終わったあとすぐに(鶴瓶さんが)電話してくださったんです。鶴瓶さんが繋げてくださったご縁で、この曲を書いてからずっと願っていた夢が一つ叶いました。私の母も天童よしみさんの大ファンで、母の夢まで叶えていただいて、本当に感謝しています」と感慨深げに語った。

 北海道出身の半崎が手がけた「大阪恋時雨」について、天童は「歌詞が大阪弁になってるんですが、北海道の方がよくあそこまで(忠実に大阪弁を)描いてくださったなと、すごく思うんですよ。メロディのラインも、大阪はソウルバラード大好きですからね。上田正樹さんの『悲しい色やね』から始まりね、やしきたかじんさんの『やっぱ好きやねん』とか、本当にたくさんの方に支持されている歌が多い。鶴瓶師匠と私は『大阪恋時雨』にハマりまくりました。もう本当に素晴らしい」と口にし、「私は大阪出身やし、もう自然体でこの歌詞が歌える。本当に表現できるっていう、歌手冥利に尽きる歌なんですね」と絶賛。続けて、「半崎さんが歌われている『大阪恋時雨』は、か弱くて切なくて優しい女性という感じですが、私は今回アレンジを加え、強くて一歩前に出た女性というイメージで歌に挑みました」と説明した。

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