乃木坂46 齋藤飛鳥、高山一実、久保史緒里、渡辺みり愛……23rdシングル選抜の特徴を解説
乃木坂46が、5月29日にリリースする23rdシングル(タイトル未定)の選抜メンバーを発表した。
センターを務めるのは、齋藤飛鳥。選抜センターとしては、21stシングル『ジコチューで行こう!』以来、約10カ月ぶり4回目(内ダブルセンターが1回)。前作までは21人選抜であったのに対し、今作は過去最大人数の22人選抜となり、1列目、2列目までのメンバーを“十四福神”とする。
22ndシングル『帰り道は遠回りしたくなる』の選抜メンバーであった西野七瀬、若月佑美、衛藤美彩、斉藤優里がグループから卒業もしくは卒業発表を、山下美月が今作の活動を休止することをアナウンスしている今作においては、メンバーの入れ替わりや選抜人数の増員で、少なくとも6名分の選抜枠が空いている状態だった。山下の不参加は残念ではあるが、8年目に突入する乃木坂46が、また新たなスタートを見せるのに相応しいシングルだろう。そこで、 本記事では3列目から順に注目ポイントを解説していきたい。
・3列目
井上小百合 佐藤楓 鈴木絢音 岩本蓮加 阪口珠美 渡辺みり愛 伊藤理々杏 新内眞衣
渡辺みり愛、阪口珠美が初の選抜入り。鈴木絢音、岩本蓮加は2作ぶりの選抜復帰となる。長い間アンダーとしてグループを支えてきた渡辺は、17thシングル『インフルエンサー』アンダー曲「風船は生きている」でセンターを担当。同じ2期生でアンダーセンターとなった寺田蘭世や鈴木絢音が先に選抜へ行く中、念願の選抜入りを果たしたのが渡辺である。阪口はその人懐っこい性格や“画伯”としての奇抜なキャラで人気を博したメンバーだが、アンダーライブにて「満月が消えた」でセンターを張るなど、パフォーマンスにおいても評価され選抜入りとなった。
また、3列目のみが偶数の完全なるシンメトリーとなっており、井上小百合と新内眞衣は埼玉コンビ、佐藤楓と伊藤理々杏は共に3期生……と左右の関係性もこの列の注目ポイントでもある。
・2列目
梅澤美波 北野日奈子 秋元真夏 久保史緒里 松村沙友理 星野みなみ 桜井玲香
北野日奈子、久保史緒里はアンダーから福神入り。北野は19thシングル『いつかできるから今日できる』以来、4作ぶり初の2列目。久保は20thシングル『シンクロニシティ』以来、3作ぶりの選抜だ。この2人には休業から復帰し、快進撃を遂げているという共通点がある。前作アンダー曲「日常」でセンターを担当し、アンダーライブでは堂々とした座長を務めあげた北野。 個人としても1st写真集『空気の色』を発売し、新たな自身のカラーを見出している。
久保は乃木坂46に入るきっかけとなったアンダーライブに初めて参加。抜群の歌唱力を武器にした高いパフォーマンス力はアンダーとしてだけではなく、『7th YEAR BIRTHDAY LIVE』でも乃木坂46の次を担うホープとして多くの楽曲に抜擢された。1月よりスタートした冠番組『乃木坂46・久保史緒里の乃木坂上り坂 LINE LIVE』では、4期生メンバーを迎え、先輩として、お姉さんとしての顔を見せている。
また、2列目センターは通称“裏センター”と呼ばれるポジションで、直近のシングルでは生駒里奈、梅澤美波、若月佑美が務めている。梅澤は『シンクロニシティ』で生駒の卒業後、そのポジションを任され、次のシングル『ジコチューで行こう!』で初の選抜入り、裏センターに抜擢された。そんな前例を踏まえても、現在久保がどれだけ期待されているのかが垣間見える。