Snow Manが育てていく舞台が春の風物詩となることを願うーー密着ドキュメンタリー第4回
座長Snow Man、いよいよ幕開け
迎えた舞台初日。前日のゲネプロの様子がスポーツ各紙に掲載され、その切り抜きをまじまじと眺めていたのは佐久間大介。目黒は「なんか食らいついている感じっていうのを、認めてもらう第一歩の日になればいいかなと思います」と決意を語った。阿部亮平は「ずっと背筋に鉄の棒が入っているみたいなシャキッとしてる感じ」と緊張感を伝え、「これまでやってきたことを無駄にしたくはない」と意気込んだ宮舘涼太。
滝沢秀明に挨拶をしようとしたSnow Manに、「ほらもう君たち座長なんだから」と、冗談半分で断っていたが、こうやって少しずつ意識が変わっていくのだろう。
岩本は、何度も熱い思いをカメラにぶつけていた。「キャストもスタッフさんも、お客さんも良かったっていうその世界に俺が連れていきますよ」。「滝沢くんですら想像もしなかったぐらいの世界に行くつもりで。ビシッとね」。
2月3日、京都四條・南座でSnow Man主演の舞台が幕を開けた。オープニングは大量の桜吹雪が舞う中、「ひらりと桜」を披露。曲のタイトルと桜吹雪の量にギャップがありすぎる、度肝を抜く演出。肉眼で観たらもっと心を揺さぶられるだろう。
4週連続でSnow Manを観てきたが、そこには腐らず、ひたむきに努力を積み重ねる姿ばかりだったことに驚く。真っすぐに闘志を燃やす彼らの姿勢に、舞台の成功を祈らずにはいられない。彼らが育てていく彼らの舞台。Snow Manの舞台が春の風物詩となることを願う。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。