欅坂46 平手友梨奈、連続センターへの葛藤を明かす「『僕は嫌だ』は私の心の叫び」
4月6日放送の『SONGS』(NHK総合)に、欅坂46が出演した。同番組は“大人の心を震わせる音楽番組”をコンセプトに掲げ、様々な形でアーティストの歴史を振り返るもので、今回は4作品連続でセンターを務める最年少メンバー・平手友梨奈と思い出の場所を巡った。
オーディションを受けた理由について「自分を変えたかったからです」と答えた平手は、1年半ぶりに審査会場へ。平手はオーディションを振り返り、「人前に立つのがあまり好きじゃなかったのでめっちゃ緊張しました。大人ばっかりいるし怖かった」と語った。さらに「(当時は)輪の中に入っていく感じじゃなかったので、自分らしさを出す場所がないというか、勉強もそんな得意な方ではないし、部活とかも、そういう人間関係とかもちょっと面倒くさかったので」と微笑んだ。
続いて平手は、デビュー曲「サイレントマジョリティー」のMVを撮影した渋谷駅南街区へ。最年少でセンターに抜擢されたことについて、「デビューシングルって大事じゃないですか。なのに(センターが)私だからどうしよう(と)、自信がないまま」と戸惑ったことを明かしながらも、「(曲の歌詞から)私自身勇気をもらいましたね。なのでそれを伝えなきゃと(思った)、ちゃんと」と語った。
話題は2ndシングル曲「世界には愛しかない」へ。同曲について平手は、「“意志を持った男の子”を演じられるか」を意識していると語り、「(朗読の)言い方もその時の気持ちだったり、主人公になりきったりとかいろいろ変わってます。手探りですけどいろいろやって感じた事を表現しようかなって思ってます」とこだわりを明かした。
そして3rdシングル曲「二人セゾン」のMV撮影現場では、振付師・TAKAHIROとともに欅坂46のダンスの魅力やこだわりを語った。TAKAHIROが振付前にメンバーと歌詞を語り合うことについて平手は、「私的にも想像しやすいですし、その方がメンバーもそうだねって納得がいくので(良い)」と言い、TAKAHIROは「振付は私が付けるんじゃなくて、平手だったりメンバーの持っているものが引き出されるのがきっと正解で、引き出すための鍵が歌詞」と分析。さらにTAKAHIROは「普通は形として捉えて『手の角度は下ですか? 上ですか?』なんだけれども、『どういう気持ちで手を上げればいいでしょうか?』という質問が出てくるのはとても嬉しい」と嬉しそうな表情を見せた。