ももち卒業発表でハロプロは“第三期”に突入? 変革迎えるグループのこれからを読む

 カントリー・ガールズの嗣永桃子が、11月5日に東京・新宿ReNYで開催された『カントリー・ガールズ ライブツアー2016冬』にて、2017年6月30日をもって同グループと、ハロー!プロジェクトを卒業することを発表した。

 嗣永は同日、卒業についてのブログを更新。卒業日である6月30日については「私がハロー!プロジェクト・キッズ オーディションに合格し、アイドルになって丁度15年という節目の日です」とコメントし、卒業理由について「Berryz工房が無期限の活動停止になり、同期のメンバーが自分の信じた道、やりたかったことに対しまっすぐ進んでいる姿にも後押しをされ、たくさん悩んだ結果、以前から興味のあった幼児教育についてもっと勉強をして、いずれお仕事にしたいなという気持ちが大きくなりました」と綴っている。

 今回の卒業に際して、『アイドル楽曲ディスクガイド』の編者でハロプロに詳しいピロスエ氏は、まず彼女が持つアイドルとしての個性をこう語る。

「嗣永さんは加入当初より“嗣永プロ”という別称があるほど、アイドルとしての振る舞いをプロフェッショナルにこなすメンバーとして存在感を発揮していました。その後は自身で“ももち”というニックネームを名乗って傍若無人に可愛さをアピールするキャラクターを前面へ押し出し、バラエティ番組でも重宝されるようになっています。一方でBerryz工房やBuono!での活動と並行しながら大学へ通って教員免許を取得したり、カントリー・ガールズではプレイングマネージャーとしても活躍し、自身の見せ方をわかっているクレバーなアイドルとしての実力を発揮し続けていますね」

 また、卒業のタイミングについては「そこまで意外ではなかった」と続ける。

「彼女が2年前にカントリー・ガールズのプレイングマネージャーに就任した際、『2、3年かけてメンバーを一人前にしていきたい』という目標を掲げており、卒業発表の当日がグループの2周年公演だったため、『この日に何らかの発表があるのでは』と予測していたファンも少なくなかったのではないでしょうか」

 では、嗣永の卒業でカントリー・ガールズ、そしてハロー!プロジェクトはどうなるのか。ピロスエ氏は嗣永以外の卒業メンバーにも触れつつ以下のように語った。

「カントリー・ガールズはこれまで島村嬉唄さん、稲場愛香さんとメンバーが次々抜けており、嗣永さんの卒業でグループの中での年長組が山木梨沙さんしか残らないため、変化を求められる局面に差し掛かったといえます」

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