YUKIが『SONGS』で“人生の分かれ道”を語る「“正しい”より“楽しい”を選べ」
YUKIが9月20日に放送された音楽番組『SONGS』(NHK総合)に登場。『~YUKI FLY STATION 91.7~』として、ターニングポイントとなった楽曲を歌いあげるとともに、自身のこれまでの歩みを振り返った。
“大人の心を震わせる音楽番組”をコンセプトに掲げ、様々な形でアーティストの歴史を振り返る同番組。今回はラジオ番組風のセットで進行することに。冒頭、YUKIはその企画意図について「なんで今回こうなったかというと、ラジオが好きで、ラジオの方が話しやすいからこうしました」と説明し、「JOY」と「STARMANN」を披露した。
その後、番組は事前に募集していたファンからの質問を読み上げるコーナーへ。YUKIは最初に、京都府の小学5年生から届いた「子供の頃の夢は何ですか?」という質問に対し「私は歌手でした。小さいころ、姉と一緒に町内のカラオケ大会に出ていて、ピンク・レディーが十八番でしたね。一人で出るときは松村知子の『帰ってこいよ』を歌ってました。自分が歌ってて気持ちいいというのもあるんですけど、周りが楽しそうになるというのもありましたね」と、幼い頃から歌手になることを志していたことを明かした。
2通目の「何十年も聴いている曲は?」という質問に、YUKIは「1曲ある。シンディー・ローパーの『True Colors』という曲で、私の人生に何度も何度も出てきていて。短大時代にバンドやってたんですけど、プロになる道が分からなくなっちゃって、どうやったら近づけるのかなと思っていたり、集団生活に馴染めなかったり、自分を持て余していた時期がありました」と語ると、続けて「東京に出てきたときもお金がなくて、パン一個食べれない日もあったんですけど、そんな日にふらっと入ったコンビニで『True Colors』がかかってたり。『I see your true colors』(私はあなたの本当の色を見ているよ)っていう歌詞が『違って良いんだよ』って言われてる気がして」と、人生を共にした楽曲への思いを述べた。
また、「歌詞はどうやって書く?」という質問に対しては「メロディがあって詞を書いていく。基本ハナモゲラ方式(メロディーにのせて意味のない言葉を歌い、詞へと繋げるやり方)ですね。やっていったなかで核になる言葉、『キラーリリック』が出来るとそこから膨らませていく方向ですね」と、『FLY』に収録された「はみだせ ラインダンスから」を例にして説明した。