EXILE・HIRO、ドリカム中村と“苦難の時代”を語る「がむしゃらに売れたいと思った」

 2004年には『紅白歌合戦』で、DREAMS COME TRUEとEXILEが共演。中村はHIROが再びJ-POPの表舞台に出てきたことについて「EXILEが結果を出したことは素晴らしいけど、(HIROは)いるべきところにいるという気持ちが強い。これまでのJ-POPは、ダンサーが後ろでボーカルが前という形式だったけど、EXILEがボーカルを囲んで踊る形を作った」と褒め称えた。

 また、中村が理想とするJ-POPについて「僕らが目指しているのは、ダンスも音楽もミュージシャンもごちゃごちゃになったもの」と語ると、これに対しHIROは「一番学んだのは、ドリカムさんが僕らのことをバックダンサーと呼ばずに『サポートメンバー』と呼んでくれたこと。僕らもそれ以来、EXILEに関わる人を『サポートメンバー』と呼ぶことにしている。1つのものを作るのに変な上下関係なんかいらない」と、尊敬の念を表した。

 ほかにも、DREAMS COME TRUEやEXILEの歴史をVTRで振り返った今回の放送。2人は今後、総合エンターテインメントとしてのJ-POPをどう盛り上げていくのだろうか。

(文=向原康太)

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