Amazon Fire TVシリーズに新コンテンツ フジ月9ドラマからクックパッドTV、ゲームも追加に

 Amazonは6月28日、都内で『Amazon Fire TVシリーズ』向けコンテンツ事業戦略説明会を開催。Amazon Fire TV、Amazon TV Stickで楽しめるコンテンツとして 7月1日より「FODプレミアム」、「cookpad TV」、オンラインクレーンゲーム「トレバ」、オンライン麻雀ゲーム「Maru-Jan」を追加することを発表した。

 「FODプレミアム」はフジテレビの最新ドラマや過去の月9ドラマなどが楽しめ、オリジナル作品も充実。山下智也主演の『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命』も独占配信を開始するなど、見逃せない内容だ。そして今回の提供開始に合わせ「Amazon Pay」を導入。これでFire TV上でもFODサイト上でもAmazonアカウントでサービスへの登録からログインまでを容易に行えるようになった。

 また、「cookpadTV」はこれまでスマートフォンやタブレット向けに配信されていたが、今回初めてストリーミング・デバイスのFire TV/Fire TV Stickに対応し、テレビでも楽しめるようになった。料理家や料理上手な有名人の手さばきを大画面テレビで見ながら料理を実践でき、新しいクッキング体験を楽しめる。また、わかりづらい料理のポイントをコメント機能で自由に質問することができ、旬のキーワードでレシピ動画をチェックすることも可能だ。

 オンライン・クレーンゲーム「トレバ」は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設でおなじみのクレーンゲームをオンライン上で楽しめるサービスだ。7月末までの期間限定でログイン時に毎日プレイチケットを追加で1枚プレゼント をするキャンペーンも実施する。この機会にはじめてみてはいかがだろうか。

 会員数100万人を超える有料オンライン麻雀ゲーム「Maru-Jan」は50代、60代にユーザーが多いため、大画面テレビでのプレイと相性がよさそうだ。

 現在、『Amazon Fire TVシリーズ』の国内出荷台数は右肩上がりだという。普及率は米国の52%と比べ16%と低いが、ITC総研の有料動画サービス利用者数によると2015年から比べてかなり増加しており、ストリーミングサービスが受け入れられてきた証拠だと、Amazonアプリストア事業部の担当者は自信を見せる。

 その点から、さらなるコンテンツ強化のため、アプリストアの手数料を30%から20%に下げ、Fire TV上の広告枠も増枠。プロモーションと収益化の双方で、サービスパートナーを支援するという。Amazonのストリーミング事業は、加速度的に拡大していきそうだ。

(文=編集部)

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