つばき 一色徳保、脳腫瘍のため逝去

つばき一色徳保、逝去

 闘病中だったつばき・一色徳保が5月9日午前10時8分、脳腫瘍のため逝去した。37歳だった。

 一色は2010年12月に脳腫瘍を発症し音楽活動を休止、2013年に活動を再開するも、2016年2月に脳腫瘍が再発したため再び活動を休止。今年1月19日、東京・新宿LOFTにて開催された自主企画ライブ『正夢になった夜 vol.18』で復帰を果たしたばかりだった。

 なお、永眠した一色徳保を偲ぶ、近親者と関係者のお別れ会が5月11日に東京都青山葬儀所にて執り行われる。当日はファンも献花に参加できる。

 また、通夜および葬儀は後日、親族と近親者のみで一色の地元である愛媛県松山市で執り行われるという。喪主は妻の一色奈穂子が務める。

つばきメンバーコメント

長い闘病生活を終え、今朝、自宅で穏やかに眠るように旅立って行きました。
昨年末に脳腫瘍が再発してからも、たくさんの仲間達に支えられ最期を迎えることができました。

私事ですが、闘病中の2013年10月に一色徳保と結婚式を挙げ、夫婦になりました。
一色のことで一番印象に残っているのは音楽を創っている姿です。
生活はいつも音楽と共にありました。
ここまで音楽を一緒に鳴らすことができたのは、かけがえのない宝物です。
一色の創った音楽を聴いて、つばき 一色徳保を思い出してくれると嬉しいです。

これまで多くの人たちに応援いただき感謝します。
本当にありがとうございました。

おかもとなおこ

***

2017年5月9日午前10時8分、一色は安らかに永眠しました。

最期の二週間は呼吸をサポートするマッサージを何十人もの友人たちに交代でしてもらい、一色家は一日中人で溢れていました。
すでに一色はほとんど意識がない状態でしたが、集まった仲間たちが一色との思い出話やバカ話をしているのを聞いて、一色も心の中でニヤリと笑っていたと思います。
こんなにもたくさんの人に慕われ、可愛がられ、愛される奴もなかなかいないです。
同じバンドメンバーとして誇らしいと思うと同時に、こいつともう二度と一緒に「つばき」として音楽を鳴らすことができない事実に途方もない悲しさ、虚しさを感じます。

生死を分ける大手術を乗り越えるも半身麻痺というハンデを負い、それでもステージに帰ってきた一色は、間違いなく俺らの希望でした。
その希望は潰えてしまったけど、一色に会いたくなったらつばきの音楽を聴いてください。
つばきの音楽には一色の苦悩、悲しみ、喜び、すべての感情が込められてます。
みんなの思い出とともに聴いてもらえる限り、一色の思いはずっと残っていきます。

これまでつばきを支えてくれたお客さん、関係者の皆さん、バンド仲間のみんな、本当にありがとうございました。
この3人でつばきを続けてこれて本当に幸せでした。

最後に、
一色を妻として支えたおかもとなおこの献身さには近くで見ていて本当に頭が下がります。
つばき復活なんてまだ全く見えない闘病中の一色をバンドメンバーとして支えたのが結婚のきっかけとなったようですが、いろいろ葛藤などもあったと思います。
でも2人の結婚がつばき復活の原動力にもなったと俺は確信しています。
岡本ちゃん、ありがとね。

小川博永

■関連情報
『つばき一色徳保 お別れの会』
日時:2017年5月11日(木)
時間:19:00~20:00
会場:東京都青山葬儀所
〒107-0062 東京都港区南青山2-33-20

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