セラミック製高級スマートウォッチやノートPCに変形するスマホ……日本未発売製品を含むHuaweiの最新アイテム事情とは

10月21日、ファーウェイは日本でスマートウォッチ4モデルを一気に発表した。いまや日本でもファーウェイはスマートウォッチメーカーとしてのポジションを着々と高めているが、これらのモデルは2026年9月にドイツ・ミュンヘンでグローバル発表されたモデルでもる。だがファーウェイが9月に発表した新製品はスマートウォッチだけではない。スマートフォンやタブレット、さらに日本未発表のスマートウォッチを紹介しよう。
隠れた高性能カメラスマホ「nova 16s」シリーズ
ファーウェイがスマートフォンメーカーでもあることは、日本ではあまり知られてない。地政学的な問題から一時は日本を含むグローバル市場からの縮小を余儀なくされたが、ここ数年は毎年数機種ずつの新製品を販売している。そのファーウェイのグローバル向け最新モデルが「nova 16s」シリーズだ。どちらも7000mAhの大型バッテリーを搭載、フロントカメラは5000万画素でセルフィーにも強い。

ファーウェイのスマートフォンは「Pura」「Mate」「nova」の3つのメインラインがある。このうち「nova」シリーズは人物撮影機能も強化。セルフィーに強いフロントカメラは前述した通りで、ポートレート撮影も得意としている。さらに本体デザインも凝ったものにして、若い世代をターゲットにしている。中国ではアイドルグループを使ったプロモーションが行われているほどだ。
新製品2機種は『nova 16s Pro』『nova 16s』。背面には大きな丸い円が均等に2つ、上部に並んだ特徴的なデザインをしている。カメラ周りを一段高くしているデザインは昨年アップルが発売した『iPhone 17 Pro』シリーズに倣ったものであるが、カメラの形状を変えるだけで印象は大きく異なる。

本体サイズは『nova 16s Pro』のほうが若干大きく、画面は6.84インチ。『nova 16s』は6.68インチだ。チップセットはそれぞれファーウェイの子会社、ハイシリコンのKirin 9010S、Kirin 8020を採用。ファーウェイのスマートフォンの多くは自社開発チップを搭載している。

カメラ性能もなかなか高く、『nova 16s Pro』は広角2億画素、超広角5000万画素、3.3倍望遠5000万画素と、iPhoneの上位モデルを上回るスペックだ。『nova 16s』は広角が5000万画素、3.7倍望遠が5000万画素の2つを搭載。超広角カメラが無いのは、あえてポートレート撮影にも使える望遠カメラを優先した設計になっているわけだ。

ノートPCに変身するタブレット『MatePad Pro 12』
『MatePad Pro 12』は圧倒的な薄型・軽量設計を誇る高性能なタブレットである。画面のベゼルを極限まで狭めることで、優れた携帯性と大画面による没入感を両立。外出先でも妥協のない編集作業やコンテンツ制作を行いたいプロフェッショナル層をターゲットにしており、次世代のモバイル生産性ツールとして位置付けられている。本体サイズは264.2 x 172.9 x 4.7mm、454gだ。

ディスプレイサイズは12インチ。光の反射を大幅に低減する独自のアンチグレア技術「PaperMatte」を施したモデルも用意され、屋外でも快適に読書や作業を行うことが可能だ。10,100mAhの大容量バッテリーを搭載しながらも、独自の急速充電技術をサポートしているため、長時間の移動でも電池残量を気にせず使用できる。搭載されるプロセッサは最新のKirinシリーズ。AI音声文字起こしをはじめとするAI機能も強化されており、複数アプリの同時使用といったマルチタスクも軽快にこなす。さらに、PCレベルの操作感を実現するオフィススイート「WPS Office」も付属し、高度なビジネスツールとしても機能する。

また、専用アクセサリーとしてキーボードカバー「Glide Keyboard」と、手書き入力用スタイラスペン「M-Pencil Pro」が用意されている。本体と組み合わせることでノートPCのような使い勝手となり、生産性をさらに高めることができる。キーボードにはトラックパッドを備えているほか、スタイラスの収納・充電スロットも一体化。スタイラスペンは、紙のような描き心地のディスプレイと組み合わせることで真価を発揮し、イラスト制作から手書きの文字入力まで、まるで本物のペンで書いているかのような快適な操作感を提供する。

セラミックボディーの高級スマートウォッチ
スマートウォッチの新製品は、日本ではGTシリーズとして『HUAWEI WATCH GT 7 Pro』『HUAWEI WATCH GT 7(46mm)』『HUAWEI WATCH GT 7(41mm)』2シリーズ3モデル、数字型番モデルとしてゴルフ特化の『HONMA×HUAWEI WATCH GT 6 Pro New』と、『HUAWEI WATCH 6(46mm)』『HUAWEI WATCH 6(41mm 』の2シリーズ3モデル、合計で6種類の製品が発表された。

一方、海外で発表され日本未投入となったスマートウォッチは『HUWAEI Watch 6 Pro』2製品。どちらもデザインに凝った仕上がりとなっている。まず『HUAWEI WATCH 6 Pro Ceramic Edition(43 mm)』は名前の通り、セラミックボディーで仕上げられた上品なデザインが特徴だ。43mmということで主なターゲットは女性層。美しい光沢を放つホワイトのナノ結晶セラミックケースにゴールドのアクセントを散りばめ、サファイアガラスと一体化したラグジュアリーな佇まいを演出している。ブレスレットにも同素材のセラミックを採用し、アクセサリー感覚で身につけられる洗練された一本に仕上がっている。

スペック面では、1.38インチの2インチディスプレイを搭載し、滑らかで鮮やかな視認性を実現。側面には新開発のX-Tapセンサーを備え、心電図計測や高度な健康管理をサポートする。さらにeSIMによる音声通話やデータ通信機能、充実した各種ワークアウトモードを網羅。540mAhのバッテリーにより最大7日間の連続駆動と急速充電にも対応し、高い実用性を誇る。

ブラックボディーがカッコいい『HUAWEI WATCH 6 Pro Space Edition(46mm)』は本体素材を航空グレードのチタンとし、サイズを大きくしたメンズ向けモデルだ。基本的なスペックはセラミックモデルと同等で、外観には深みのあるダークグレーのマットな仕上げとレッドのアクセントを施し、ソリッドで力強いメカニカルな魅力を強調している。1.5インチディスプレイを搭載し大容量の720mAhバッテリーにより最大14日間のロングライフ駆動を実現し、ビジネスから過酷なアウトドアシーンまで幅広く活躍する。

血圧測定ウォッチも大きく進化
スマートウォッチのベルトの内側に沿うように薄型エアバッグを配置し、超小型ポンプで空気を送り込み、手首を圧迫して物理的に血圧を測定できる「HUAWEI WATCH D」シリーズは日本では『HUAWEI WATCH D2』が2025年2月から販売中だ。新製品として登場したのは『HUAWEI WATCH D3』。デザイン面ではエアバッグを内蔵しながらも日常使いしやすい洗練されたフォルムを追求し、前モデルより一層の薄型軽量化を実現。視認性に優れた大画面有機ELディスプレイや高級感のあるメタル調仕上げを採用し、測定時の快適性とスタイリッシュなルックスを両立している。

自社開発した独自の新世代「TruBP」血圧測定アルゴリズムと高精度マイクロポンプを搭載し、より迅速かつ正確な24時間血圧モニタリングが可能になった。前モデルと比較して本体の薄型化と軽量化が進み、装着感が大幅に向上。さらに睡眠時無呼吸症候群のリスクスクリーニング機能や心電図(ECG)計測など、医療グレードの健康管理機能がさらに強化され、総合的なヘルスケアの利便性が一段と高まっている。

ディスプレイは1.82インチでバッテリーは524mAh、1日6回程度の血圧測定や日常的な健康モニタリングで6日間の使用が可能とのこと。またABPM(24時間自動血圧測定)使用時は約1日から1.5日間使用できる。より使いやすくなった血圧測定ウォッチだけに、こちらのモデルはぜひ日本でも発売してほしいものだ。






















