奥手男子が土壇場で“逆告白” まるで前世から結ばれていたような2人の結末は?『今日好き 夏休み編2026』最終話

 7月27日よりABEMAにて放送された恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。夏休み編2026』(以下:今日好き)。現役高校生たちが3泊4日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

 以下より、9月7日公開の最終話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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そら×たまき、“フライング告白”の結果は? 『インチョン編』の記憶を塗り替えられるか

「たまきちゃんは自分にとって、3回の旅を通して、やっと出会えた運命の人だと思っています」「絶対に、後悔はさせません」

 前回、残されたメンバー全員の前での“公開フライング告白”を宣言した、そら(宮﨑宇宙)。冒頭に引用した告白の言葉をぶつけて、彼があとできるのは、自身の目の前で悩むたまき(今井環希)を見守るのみ。当のたまきは、顔の周囲で手をバタバタと動かし、思わず笑顔になる瞬間もあれば、「ちょっと考えさせて」と言わんばかりにもじもじと、ときにはうずくまるような瞬間もあり……。感情七変化。そこから前回の『インチョン編』での悪い記憶がフラッシュバックしそうになりながらーー「顔をあげてください」という定番の決まり文句を経て、そらに告げたのは「本当にごめんなさい」という決断だった。

 実際、彼女は今回、そらの参加を期待したうえで継続参加をしていたという。しかしながら、どうしても心のなかの不安が消え切らなかった。後に、この不安は「あれっ?」という違和感だったと明かされ、今回の旅のそらには、約1カ月間のインターバルで思い描いていたのとどこか違う印象を抱いてしまったのだという。スタジオの“恋愛見届け人”たちによれば、思い出のなかでの彼を美化しすぎていた、という声もあったが、こうして相手の変化に気づいたのも、その人柄を深くまで知ったからこそ。もしかすると、お付き合いをした後にこのギャップに気づき、お互いがもっと傷つく未来だってあったかもしれない。

 ひとつあるとすれば、そら、たまきとも双方の継続を期待して参加したのであれば、『今日好き』の趣旨に反するながら、ひとりとだけ決めた相手にしか向き合わない手も、もしかしたら有効だったかもしれない。向き合う時間が足りなかった、というのが筆者の所感。一途さを究極まで突き詰め、前回からのギャップも込みでお互いを理解しあうことができていれば、たまき側の違和感が消えた可能性は否定できない。

 もちろん、これはあくまで“たられば”の話。間違いないのは、告白後に号泣するそらの“負けヒロイン”ぶりが、さらに顕在となっていたこと。着けられないまま自宅に保管するお揃いのアイテムが、今回の旅でまた増えてもしまった。2026年9月現在、令和の涙のヒロインで玉座に座るのは、宮﨑宇宙その人である。

くうが&けい、みのりへの異なるアプローチ 「これからもみんなで恋愛を頑張ってこう」

 男子から女子へのフライング告白。ならびに、その後の“最後のアピールタイム”を経て、女子から男子への“本告白”に。

 まずは、くうが(大島空凱)&けい(玉置慶)のふたりの間で揺れ動く、みのり(藤村みのり)。直前のアピールタイムでは、母性本能くすぐり系男子=けいが満を持して、懐で温めていたブレスレットをプレゼント。一方のくうがは、自身が日本代表を務めるピッケルボールでキャッチボール対決。ボールを落とした方がいまの気持ちを叫ぶ、というルールで綺麗に敗退し、「いちばんみのりちゃんが気になってるので、告白待ってます!」と絶叫。自身が追う側なのだから、これが間違いなく綺麗な収まりどころである。男子両名とも、告白を受けるには万全の状態だ。

 だが、みのりの答えは「本当に、本当にギリギリまで考えたんですけど……ふたりの想いに応えることができなかったです。ごめんなさい」だった。

 それでも、どこか清々しさを感じたのは、彼ら全員の人柄か。くうがは「みのりちゃんが頑張って出した答えだと思うから、これからもみんなで恋愛を頑張ってこう」。けいもまた「出会えてよかった、ありがとう」と言い残しつつ、みのりのみ、ソロインタビューで涙。みのりも、けいも、心残りはやはり、3日目のグループ分けで一歩、踏み出せなかったことだという。もし、同じグループに誘えていたら。もし、男子ふたりに「自分も!」と声をかけられていたら。もし可能であれば、彼らの気持ちを成仏させるためにも、また別の旅にこの全員を集め、あの日と同じ状況に立たせてあげてほしい。

はるか、最後の最後ですみれに見せた“男らしさ” 「僕がすーちゃんに告白するね」

 最後は、はるか(鳥井悠叶)×すみれ。花壇に囲まれ、水色の噴水を前にしたいかにもフランスな場所で、最後のアピールタイムに心してかかる。

 この旅の冒頭から、ビジュアルが“パリ”でしかなかった、すみれ。そんな彼女のためにはるかが用意してきたのは、フランスの真逆を突く“和”。なんと、学校で使うような書道セットだった。

 この旅を振り返って、3泊4日を象徴するような、いまの気持ちを一文字で書にしたためることに。まずは、はるかが達筆な「信」の字を披露。付き合ううえでの“信”頼関係。すみれの“信”じた道を応援する気持ち。そして、自分自身を“信”じること。この3つの気持ちをこめた渾身の筆である。ちなみに、すみれが刻んだのは、“笑”。蛇足だが、竹冠の左右それぞれに一画ずつ足した、“笑”のようななにかの漢字だった。

 その後、はるかがソロ書道で「すーちゃんが好き」と記した色紙を贈ると、すみれからも“とあるプレゼント”が。彼女が用意してきたのは、自身の“トリセツ”。女子のトリセツ、なんてよくある言葉だが、まさにすみれの取扱説明書をまとめてきてくれたという。

 基本情報として「平和主義です」「仲良くなるまでに少し時間がかかります」。「好きな人には分かりやすいタイプです」という説明もあれば、元気のチャージ方法に「好きな人との何気ない会話」という大切なアドバイスも。「全部読んで!」という前のめりな言葉通り、自分のことをもっと知ってほしい。しかも、あとは自分から告白するだけの最終日のこのタイミングで。そんなの、これから先の未来を望まない相手にはかけない言葉である。「私のことが好きですか?」。この問いかけに象徴された通り、すみれはこの後、はるかに告白してくれた。

 「こんにちは」と、すみれが告白を始めようとしたとき、「ちょっと待って」と切り出すはるか。「男らしいところを見せれてないから、いま僕がすーちゃん(すみれ)に告白するね」と、おそらくは誰もが願っていただろう、“逆告白”を宣言してくれた。はるか、ようやく掴んだか。それだよ、それがいちばんカッコいいよ。

「こんな未熟な自分だけど、すーちゃんの優しさのおかげで“一緒に笑い合いたいな”って思えたし、これから一緒にすーちゃんと向き合って、助け合って、一緒に楽しくて素敵な思い出をつくりたいです。好きです、付き合ってください」

 はるかの用意してきた言葉は、100点満点。正解以外の何物でもなかった。すみれもまた「お願いします」と手を握り、ようやく念願のカップル成立。お互いに“いいのかな?”という空気を醸し出しながら初ハグを交わし、改めてお付き合いをするという感触を確かめ合うのだった。

 “今日好きのパパ”である井上裕介(NON STYLE)によれば、番組を7年以上見守ってきて、ここまでバチっと空気感がハマるカップルは初めてとのこと。いわゆる“同じ作画”を超えて、もはや前世から結ばれているような感覚とまで言わしめたふたり。この柔らかで、朗らかで、掴みどころのない心地よさの空気感が、彼らの間で絶えないことを祈ることほかならない。

 それにしても、肝心なときにしか頼りにならない男子=はるか。実は先ほどの書道の際、最後に手元の整理をしながら「もうちょっとだけ長く居れるね、お片付けしているとき」と、過去2回の旅で最大の胸キュン台詞をさらっと吐いていたのだ。“最後にはやる男”だとは予感していたが、覚醒のタイミングがここまで遅いとは。愛しさをこめて、“やれやれ”と言ってしまいたくなる。

 はるか、せいたろうと、前回の『インチョン編』で女子と久しぶりに触れ合った“男子校通い”たちが揃ってカップル成立を果たした今回の旅。筆者は『今日好き』を気持ちの成仏が連鎖する場所だと考えており、その意味では全員とは言わずとも、今年の『夏休み編』も上々な結果を残してくれたと感じているし、そら×たまき、くうが×けい×みのりもまた、別の機会にその想いを遂げられると信じている。なにより、ともに3回目の旅であやか、すみれが揃って報われたのだから、この結果でひとまずよしとしたい。安心して、次の秋を迎えられそうです。

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