ピクスタがAIアニメスタジオを新設 AI活用のショートアニメ配信『Anipops』始動
ピクスタは、ショートアニメ投稿サイト『Anipops(アニポップス)』を、グローバル向けショートアニメ配信プラットフォームとして8月12日にリニューアルすることを発表した。あわせてAI技術を活用したアニメスタジオを新設し、オリジナルアニメ5作品を同時配信する。
『Anipops』は、日本発のグローバル向けショートアニメ配信プラットフォームで、シリーズ形式のオリジナルアニメを配信する。英語字幕に対応しており、海外ユーザーも日本発のアニメ作品を視聴できる。
各シリーズは数話までを無料で視聴でき、それ以降は1話ごとの課金(50円/0.5ドル)、広告視聴による無料継続、週額プラン(700円/6.99ドル)、月額プラン(2,000円/19.99ドル)のいずれかで視聴可能となる。
ピクスタはリニューアルと同時に、最先端AI技術を活用したアニメスタジオを新設した。第一弾となる配信作品は5タイトルで、企画・脚本からアニメ化まですべてスタジオ内で完結している(一部外部の許諾済み小説を登用)。
配信されるのは、学園探偵アニメ『快明高校探偵部(The Detective Club)』、宮廷を舞台にした神秘的な物語『厄払いの花嫁(The Curse-Breaking Bride)』、人と異常生物の絆を描くモンスターバトルファンタジー『モークス(Morks)』、鬼を狩る三人組の侍アクション時代劇『鈴鳴り奇譚(Bells Of The ONI)』、田舎移住と猫の配信をテーマにした『激務に潰されて田舎に引っ越した俺、拾った野良猫と【日常チャンネル】の配信を始めたら〜(Burned Out by My Corporate Job, I Moved to the Country―Now My Stray Cat Streams Are Going Viral)』の5作品。
- 快明高校探偵部
- 厄払いの花嫁
- モークス
- 鈴鳴り奇譚
- 激務に潰されて田舎に引っ越した俺、拾った野良猫と【日常チャンネル】の配信を始めたら〜
ピクスタは3月にAIアニメ投稿サイト『Anipops』を開設し、個人のAIクリエイターが自作アニメを投稿・視聴できる場として展開してきた。今回、作品を継続的かつ安定的に届けるため、自社主導による制作体制の構築が必要であるという判断から、自社制作のオリジナルシリーズを配信する課金型プラットフォームとして再編する。従来の投稿・視聴機能は新設する『Anipops Creators』に引き継がれる。
今後は自社オリジナル作品の拡充にとどまらず、既存IPや多様なコンテンツとの連携を推進し、AI技術を活用した新たなエンターテインメントの可能性を拡大していく予定。特にグローバルで急拡大を続ける「縦型ショートドラマ市場」に着目しており、縦型ショートアニメ領域での急成長を見据えて作品展開を強化するとしている。
■古俣大介(ピクスタ株式会社 代表取締役社長)
コメント
現在、世界中で日本のアニメが愛されていますが、海外市場で流通・認知されているのは、まだ一部の有名なメジャータイトルが中心です。しかし、日本国内に目を向けると、多彩なジャンルや斬新なテーマを持ったアニメ・マンガ作品が数多く存在し、非常に層の厚いクリエイティブ文化が形成されています。これほど魅力的なコンテンツが溢れているにもかかわらず、海外のファンが触れられる選択肢が限られている現状に、私たちは大きな課題意識と同時に、まだまだ広がる潜在的な可能性を感じていました。Anipopsが挑むのは、この課題を打破し、日本発の良質で多様なオリジナルアニメを、これまでにないスピードとスケールで世界へ直接届けることです。AIという新たなテクノロジーを得たことで、これまで作品化が難しかった斬新なアイデアや尖ったストーリーも、スピーディーに表現できる時代が到来しました。私たちは、日本が誇るアニメの表現力や緻密な脚本力にAIの機動力を掛け合わせ、海外ファンに新しい選択肢と感動を提供してまいります。
アニメというエンターテインメントは、言語や国境を越えて人と人とをつなぐ最高の架け橋です。『Anipops』から生まれる作品を通じて、世界中に熱狂的な『日本のファン』を一人でも多く増やし、グローバルにおける日本のクリエイティブの存在感をより高めていきたい。そんな強い想いを持って、このプラットフォームを育んでまいります。