Eugeo×夜よいち×ゆふなが語る『LTK』の思い出 「推し活」にオススメな『Stream Deck』の使い方など耳寄り情報も
2025年の下半期、ゲーム配信業界を騒がせた一大イベントといえば『League The K4sen(LTK)』の名を挙げるものは多いだろう。
ZETA DIVISION所属のコンテンツクリエイター・k4sen主催のもと、初心者~中級者を集めたNEXTチーム、上級者を集めたCOREチームが、4陣営に分かれて半年にわたるリーグ戦を行うという『League of Legends』(LoL)の大がかりな大会。総勢40名の参加者はいずれも人気のストリーマー・VTuberたちで、さらには俳優・本田翼の参戦などもあり、配信業界の内外で話題になった。
今回、リアルサウンドテックは配信者御用達の機材「Stream Deck」シリーズなどを手がけるElgato協力のもと、当時のDC NEXT&DC COREコーチを歴任したEugeo、DC NEXTのジャングラー・ゆふな、RR NEXTのジャングラー・夜よいちを招き、当時の思い出を振り返ってもらった。
そして、特別に人気配信者3名による『Stream Deck』の便利なプラグインの紹介や、リスナーにもオススメしたい「推し活」に最適な使い方なども教えてもらった。配信を見逃したくない人が絶対に使うべき定番プラグインや、フレンドとよくゲームを遊ぶ人の“かゆい所”に手が届く『Discord』のプラグインを多数紹介する。
また、夜よいちの限定デザインが描かれたFaceplate(フェイスプレート)&『Stream Deck』本体など、読者限定の特別プレゼントも用意。入手手段の少ない希少な“限定アイテム”をゲットするチャンスなので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いだ。(三沢光汰)
参加者も「本当にやれるの? このイベント」と思うほどの“異例”なイベント
——今回は、『LTK』周りのことについて、思い出などを振り返ってもらおうと思います。あれからしばらくが経ちますが、あらためて『LTK』のオファーを最初にもらった時のことを教えていただけますか?
Eugeo:半年はやばいな、と。『LoL』のストリーマー大会を半年かけてやるなんて、『LoL』側の人間からしてもマジでありえないですからね(笑)。僕はもともとたかちゃん(たかやスペシャル)と仲が良くて、最初に話を受けたときに「どう思う?」って聞いたんですよ。40人ぐらい候補者の顔が並んでいる企画書みたいなものをもらったんですが、二人して「いやこれ、誰もやらないでしょ」って(笑)。
だって、半年間ですよ? 1カ月とかなら、『LoL』好きの人が参加してくれるかもしれないけど、なかには『LoL』をそこまでやっていなさそうな人たちの顔もあったので、これは難しいだろうと思ってたんです。でも、フタを開けてみたらみんな乗り気で驚いた記憶がありますね。
夜よいち:私も同じで、「これ、やれるの?」って思いました。自分がどうとか以前に「本当にこのイベント、実現できるのかな」みたいな……(笑)。
Eugeo:しかも、いざチームが決まったら「あ、Eugeoくんが教えるのは『LoL』初めて2週間の人だよ」って言われて。それがゆふぃ(ゆふな)だったんです(笑)。『Apex Legends』をやっているのは知ってたんですけど、さすがに他のゲームでランクが高いからといって2週間で『LoL』は無理やろ、って思ってましたね。でも、いざスクリムが始まって見たらめっちゃ上手くて「あ、これならやれるわ」って安心しました(笑)。
ゆふな:キャラパワーでなんとかなったね。正直、俺自身も「なんか別の人と勘違いされてね?」って思ったぐらいでしたよ。周りの配信者からも、4年ぐらい前からずーっと『LoL』に誘われてはいたんで、ちょっとやってみるかって気持ちで2週間遊んだくらいで、色んなレーンやってみたいなーぐらいに思い始めたところで急に『LTK』に誘われて。しかもレーン見たら「Jungle:Yufuna」って書いてあるから、「えっ、俺こっから半年間ジャングル!?」って(笑)。
夜よいち:それでいうと、私も実は似たような感じなんだよね。今の『初心者 The K4sen』が出来る前身みたいな頃のイベントで最初にミッドレーンをやったあと、ちょろっとジャングルもやってて、それを見てなのか、なぜかジャングルで招待が来たもん(笑)。
Eugeo:あらためてだけど、ふたりとも誘われ方がやばすぎる(笑)。
——メインレーンとか最後に練習したレーンとかじゃないんだ、みたいな(笑)。Eugeoさんは元からとして、すっかり『LoL』戦士に“改造”されたゆふなさん、夜よいちさんですが、『LTK』を終えた現在はどんな配信者生活を送っていますか?
ゆふな:いやー、『LoL』以外出来なくなっちゃってヤバいですね(笑)。この間、ふと自分が最近なんの配信をしてるか見返してみたんですよ。30回中28回『LoL』みたいな感じでしたよ。
夜よいち:もう『LoL』をやってなかった頃の生活を思い出せないもんね。
ゆふな:いや、ほんと思い出せないよ(笑)。どうなっちゃうんだろう。盆栽とか育てはじめるかもしれない。
Eugeo:老後やん、もう(笑)。
——それこそ、半年間ジャングルをみっちりやって、今は他のレーンにチャレンジもできるようになった訳じゃないですか。上達具合はいかがですか?
ゆふな:いや~~~、怪しいです。たまによいちゃん(夜よいち)とカスタム試合で一緒になった時にトップレーンに行くんですけど、「やったー♪」って言われますからね(笑)。『LoL』の基礎力みたいなものでいうと、ダメージトレードとかはできるんですけど、ウェーブ管理とかみたいな細かいことが入ってくると……結構怪しいです。
夜よいち:そうそう。私もそれは結構怪しいんですけど、ゆふぃはもっと怪しいから……(笑)。
ゆふな:なんか、とりあえずレーンは押した方が強いんじゃね、みたいな感じになっちゃって。
夜よいち:あれ、罠なんだよねー(笑)。
——Eugeoさんはいかがですか? それこそ、元々『LoL』戦士な訳じゃないですか。ただ、コーチとして半年間、というのは初めての試みだったかと思います。
Eugeo:じつは元々、去年は『LJL』(League of Legends Japan League)に出る予定だったんですよ。でも、ちょうどその話が色々あってナシになって、何をしようかと悩んでいるタイミングでコーチのオファーが来て。それで「じゃあ今年はコーチを頑張ってみよう」と思ってやってみたら、かなりやりがいがあったので楽しかったですね。
それこそ最初にも言ったように、ゆふぃが『LoL』を始めて2週間なのに対して、他はよいちゃんとか天月さんとか、『LoL』に慣れている人が多かったから「ヤバいかも」と心配してたんですけど、最初のスクリムでいけると確信して。元々僕はジャングルがメインだったので、最初は自分で教えようと思っていたんですが、成長速度がもの凄かったから、現役のジャングラーを個人コーチに付けた方がいいと判断して、友だちのねすてぃーを紹介しました。
そこからはもうぐんぐん成長していく感じで、成長率に関してはDC NEXTはものすごかったと思います。それこそミッドの空澄(セナ)さんとかも、もともと教え子だったのが半年でさらに伸びていって。あとはおしず(白那しずく)も、その前の『初心者 The K4sen』で始めたばっかりで、「アカリ」使いだったんですよ。初心者2人のチームだから、どうなるかなーと思っていたら、後半では二人が中心のチームみたいになっていましたからね。選手をやりたいと思っていたところからスタートしたコーチ生活でしたけど、まったく後悔しないぐらい面白い半年間でしたよ。
空澄セナの代名詞「アカリ」、初めてのMVP獲得など思い出の試合を振り返る
——一番印象に残っている試合はありますか?
Eugeo:それでいうと、空澄さんの「アカリ」がBANされなかった試合ですね。もともとスクリムでも練習でもずっとBANされていたんですよ。だから本番でも「出せない想定」でいたら、まさかのオープンで。しかも、たしかRR NEXT戦の時だったんじゃないかな。
ゆふな:そうだったね。
Eugeo:あれ、実は裏話があって。僕も空澄さんも、練習してないチャンピオンを本番でやるのが本当は嫌いなんですよ。でも、空澄さんの「アカリ」はさすがにやった方がいいだろう、とも思って、BAN/PICKのときに迷っていたので背中を押した、みたいな話がありましたね。結果、めちゃくちゃキャリーしてくれたので正解でしたし、あらためて「空澄セナが使うアカリ」の強さを再認識した、印象に残る試合でした。
夜よいち:あれ、こっち(RR NEXT)も「対アカリを練習しよう」っていう話をずっとしていたんだよね。でも、結局あの試合も込みで集団戦のアカリを止めるのが難しいね、ってなって。それで「アカリ」はBANして、「レル」は取り上げの方針になっていった感じだね。
——白那しずくさんが使う「レル」も相当試合を動かしていましたからね。そこを封じ込める方針に変わったと。
夜よいち:元々はめっちゃ練習してたんですけどねー。視聴者さんとのスクリムとかでもずっと練習してて、それでもめちゃめちゃ辛かった(笑)。
Eugeo:その練習量が伝わってくるBAN/PICKだったなと思うよ。実際、「ガリオ」を出されてレーン戦辛そうだったし。ヤバいかな、って思ったんだけど結局集団戦でね……(笑)。
——夜よいちさんは、印象に残っている試合はありますか?
夜よいち:やっぱり、プレイオフのアッパーファイナルでDC NEXTに勝てた時ですね……。それが嬉しすぎて、すごく印象に残っています。あの1勝がなければ、もしかしたら優勝できていなかったかもしれないと思うぐらいですもん(笑)。
ゆふな:あの試合はそうだろうねえ……ちなみにその試合、俺はめっちゃ頭抱えてた。だってジャーバンⅣのE→Qしたらそのままマルザハールのウルトで死んじゃうんだもん(笑)。
Eugeo:あれでマルザハールがトラウマになっているんじゃない?(笑)
ゆふな:間違いなくなったね、あれは無理だよ……(苦笑)。
——ゆふなさんの印象に残った試合はいかがでしょう?
ゆふな:それでいうと、自分でMVPを取れた試合は嬉しかったし、印象に残っていますね。しかも、その日は家のネット回線の調子が悪くて、急きょ友だちのありけんの家から試合に参加したんです。
——もしかして、「ゆふぃ~!」のクリップが生まれたあの日ですか。
ゆふな:そうです(笑)。いや、もちろん自分でプレイしてますし、アドバイスも受けていないですよ? でも、あの日はなぜか調子が良かったんですよね。
Eugeo:出た、あの日か! いや、でもあの日だけすっごいパフォーマンス良かったんだよな……。エアロバイク漕ぎながら「ゆふぃ~、旋風演舞いけ~!」って言ってるやつね。
——存在しないありけんさんの記憶ですね(笑)。けど、確かにあの試合はエンゲージの判断も含めとても調子が良さそうでした。
ゆふな:なんなんでしょうねホント(笑)。でも、あの日以降、MVPが取れていないんですよね。
Eugeo:意外だよね。ゆふぃってずっとパフォーマンスが安定してるんだけど、本番もスクリムも安定型のジャングルになってくれたからかもね。アウトプレイしてすごいシーンを生み出すというより、ちゃんとチームゲームをしているというか。それでいくと、空澄さんとかおしず、ショーン(ta1yo)の方がパフォーマンスの振れ幅は大きかったかも。スクリム調子悪そうなのに、本番で急に覚醒したりするから(笑)。
ゆふな:確かに、それはそうかも。