“冷感グッズ”から“3Dペットフィギュア”まで 『インターペット2026』最新ペットテックを紹介

『インターペット2026』レポート

 2026年4月2日から5日にかけて、国内最大級のペットイベント『インターペット東京』が東京ビッグサイトで開催された。

 昨年は「ドライヤーハウス」が注目されていたが、今年はどういった商品が展開されているのか。本記事では、テクノロジーを活用したペット向けの商品やアイテムが集まる「ペットテック」エリアを中心に紹介していく。

今年は“冷感アイテム”が大人気

 『インターペット』とは、ペットに関連するグッズやサービスなどが展示・紹介されている大型イベントだ。年に一度開催され、来場者数は年々増加。今年は出展社数も約600社にのぼるなど、その規模は拡大を続けている。筆者自身も、訪れるたびにペット市場の広がりを実感している。

 今年も会場は大盛況。会場内で最大規模となるフード・おやつエリアは、人と人がすれ違うのも大変なほどの人口密度だ。ちなみに、『インターペット』はペットとともに来場することもできる。もしペットと来場する予定であれば、かなりの混雑を想定して来た方がいいだろう。

 ひと通り見て回ったのだが、今年は“冷感グッズ”がかなり注目されているようだ。猛暑日は年々増えており、お散歩が必要なペットにとっては熱中症のリスクも高まってくる。ペット需要の拡大に伴い、公園やカフェなどにペットを連れていく人も増えているだろう。そうした背景を踏まえると、“冷感グッズ”が注目されるのは当然の流れかもしれない。

 まず目を引いたのは、国内のベビーカーブランドAIRBUGGY(エアバギー)が4月末ごろ発売を予定している、『SMART FAN』だ。ファンによる送風だけではなく、マイクロミストを併用することで、バギー内を効率よく冷やすことができる。さらに脱臭機能も備えており、夏場の散歩時にも快適に使用できるのが特徴だ。取り外しも可能なため、ベビーカーなどにも使うことができ、家庭内で使い回せる点も魅力だろう。

 次に見つけたのは、マタニティ・ベビー用品会社スウィートマミーが展開しているペットブランド「ONEKOSAMA OINUSAMA(おねこさま・おいぬさま)」による、空調クールマットだ。ファンはモバイルバッテリーによる充電式となっており、取り外しが可能。マット部分は保冷ジェルを仕込むことができる。

 ペット服用のファンはクールマット用のファンに比べて小さく、重さは80グラムしかない。そのため、ペット服に仕込んで歩かせても負担にならなさそうだ。「今日は暑そうだな」という日は、ファンをカバンに忍ばせておき、ペットが暑そうにしていたら服にスッと仕込むという使い方もできそうだ。暑がりな犬種であれば、両サイドにファンを仕込む“2個使い”もおすすめだという。

テクノロジーで鮮明な思い出を残す

 なかには一風変わったサービスも。次に紹介するのは、ペット専用3Dスキャンを使用した造形サービス『Pet & 3D』を行っているPINSTUDIOだ。この日は実際に撮影をし、3Dデータを作る体験も行っていた。

 3Dデータを作成したあとは、データとしてスマートフォンなどにダウンロードして持ち歩いたり、フィギュアにして飾ったりすることができるようだ。

 また、撮影はせずに、写真をもとにクリエイターが3Dモデルを作成するサービスなどもあるようだ。

 写真や動画でペットの姿を残している飼い主は多いと思うが、ここまでリアルな状態で保存できるのは3Dの魅力だろう。同じ犬種のグッズは簡単に手に入れることができても、“その子自身”の姿を残す方法は限られている。毛並みや表情など、世界でその子だけが持つ姿をかたちに残せることは、飼い主にとっては大きな価値だ。

 亡くなったあとのペットロスのためにフィギュアやデータを作っておくというのもひとつだが、小さかった姿を見返すために、制作しておくという使い方もありかもしれない。

 ほかにもペットテックのエリアでは、中国のスマートペット用品企業・Homerunpetが中型犬や多頭飼い向けに大容量のドライヤーハウスを展開していたり、中国のロボットメーカー・Enabotがペット用見守りロボットを展開していたりなど、昨年に引き続き、中国のメーカーがペットテックの領域で強い存在感を放っていた。

 今回の『インターペット』では、ペットの快適さを上げる実用的なものから、フィギュア化など“思いを残す”ものまで、幅広くテクノロジーが使われていたように感じる。確実に市場が拡大している領域で、テクノロジーがどういう関わり方をしていくのか。今後の展開を楽しみにしたい。

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