終電間際の新幹線が大幅遅延したらどうなる? 交通系YouTuberが「夜行新幹線」の実態をレポート

 新幹線が終電間際の時間に大幅遅延したらどうなるのか?--そんな疑問に、実際の乗車レポートをもって応えるYouTube動画が人気を博している。

 動画を公開したのは、鉄道や旅行をテーマとするYouTubeチャンネル「謎のちゃんねる」。単純な旅レポ・乗車レポ動画ではなく、青春18きっぷで鹿児島県枕崎市から北海道稚内市まで6日間かけて移動したり、大雨による新幹線運休に伴い「列車ホテル」で一泊したりと、身体を張った一癖ある交通系動画が人気で、登録者は26.2万人を数える。

 今回の動画は、山陽新幹線のトラブルによる大幅なダイヤ乱れ発生を受けて運行した「夜行新幹線」で新大阪駅から東京駅を目指した乗車レポートだ。

 時刻は21時47分。本来21時24分に新大阪駅到着予定の「のぞみ64号」(博多始発)が大幅に遅延していたため、近くの車両基地から急遽手配されたもう一本の「のぞみ64号」が先行で走り出した。「謎のちゃんねる」が乗車する2本目の「のぞみ64号」がホームに姿を現したのはその2時間半後。既に日付が変わった0時20分にようやく発車した。通常、新幹線は騒音対策などの関係上、0時から6時までは運行していないが、災害や大規模な遅延といった緊急時には深夜運行が行われるケースもある。今回はその例外が適用されたというわけだ。

 なお、深夜だからといって徐行は一切しない。昼間と変わらぬ最高速度285km/hで夜の線路を駆け抜け、「謎のちゃんねる」は「しかしチート的な速さです」とその疾走感を楽しんだ。また名古屋駅では、遅延で目的地にたどり着けなかった乗客のための「列車ホテル」として開放された新幹線が停車しており「こういう時のJR東海の柔軟な対応はさすがだなと、毎回感心します」と讃えた。

 名古屋駅を発てば新横浜駅までノンストップ。「真夜中の爆走劇がこれから展開されます」と声を弾ませ、1時間10分以上におよぶ無停車での爆走を満喫した。そして、1時31分に浜松駅、2時3分に熱海駅を通過し、2時20分の新横浜駅到着を経て、2時38分には終点・東京駅に到着した。結果、新大阪駅から東京駅までの所要時間は2時間18分。通常ダイヤの最速は2時間21分となることから、それよりも3分速い走破となった。

 こうした知られざる「夜行新幹線」の実態を伝える動画に対し、コメント欄には「夜行新幹線はテンション上がる!」「夜行新幹線と列車ホテルの特別感よ」「遅れているのはしょうがないけれどもちゃんと終点まで走ってくれるのはありがたい。流石JR東海」などの声が寄せられている。

【夜行新幹線】夜中の2時半まで爆走する最終のぞみ64号に乗ってきた

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