東京ドームを埋めるゲーム実況者グループ「TOP4」とは何者なのか? “最強の4人”をざっくり解説
人気ゲーム実況者のコラボグループ「TOP4」(キヨ、レトルト、牛沢、ガッチマン)が7月4日・5日、東京ドームを会場とする大型イベント『TOP4 in TOKYO DOME 2Days』を開催する。2023年6月に初のリアルイベントとして開催された際には超満員となる5万人の観客を集めており、今回もチケットは争奪戦の模様。4月12日いっぱいまで二次先行予約(※先着順ではなく抽選)が受け付けられている最中だが、イベント公式の告知ツイートには当選を祈念するコメントが相次いでいる。
TOP4は「ゲーム実況」というカルチャーに親しんでいる人にはお馴染みの4人組だが、よく知らない人は、歌やダンスを披露するわけでもないのに東京ドームを埋めてしまう人気ぶりに驚くかもしれない。いったいどんなグループなのか、簡単に解説しよう。
「TOP4」の意味は、ストレートに「日本で最強の4人」。もっとも、本人たちが正面から“ゲーム実況界のトップ4”を自認しているわけではなく、誰が見ても得意とは言い難いゲームをコラボ実況していた際にジョークとして自称したことに由来している。しかし、彼らはゲーム実況というカルチャーが花開いたニコニコ動画で早くからシーンを牽引し、YouTubeでも高い人気を獲得してきた紛れもないスターだ。「幕末志士」や「ナポリの男たち」メンバーなど、キャリアの長い人気実況者は他にも思い浮かぶが、シーンを追いかけてきたファンにとって、キヨ・レトルト・牛沢・ガッチマンの4人がそのままの意味で「TOP4」と名乗ることにまったく違和感がなく、自然とこの呼称が定着した。
さて、個々のメンバーもざっくり紹介しておこう。キヨは現在、YouTubeで562万人ものチャンネル登録者を抱える、名実ともに「TOP」といえるゲーム実況者だ。ハイテンションすぎるトークに中毒性があり、また過去にはファッション誌『anan』の表紙を飾るなどアイドル性も高い。彼が所属する「最終兵器俺達」の動画も含め、どこから入ってもその爆発力は感じられると思うが、はちゃめちゃな内容がキヨと好相性の『ネタバレが激しすぎるRPG』実況プレイをおすすめしておきたい。
レトルトは愛嬌のある“華声”(鼻声)でまったり優しく、しかし笑えるゲーム実況が魅力。キヨとの相性がよく、二人のトークが止まらない「全く身にならないラジオ」(全身ラジオ)も長らくファンに愛された。ゲーム実況デビューは『ポケモンスナップ』で、続編がリリースされた際には公認先行実況を行なったことも。そんな経緯からも直近の『ぽこ あ ポケモン』実況がおすすめできるが、意外なホラー耐性の高さも見逃せず、未見の人は名作フリーホラーゲーム『Ib』の実況プレイ動画を観ると魅力がつかみやすいかもしれない。
牛沢は低音のイケボから放たれる、キレのあるツッコミが魅力の実況者だ。かつてはその声に頼らない“ゆっくり実況”でも人気を博しており、言葉選びのセンスも抜群。自由度が高くツッコミどころが多いゲームと相性がよく、『絶体絶命都市』シリーズの実況は名作ぞろい。同じくツッコミ甲斐があり、同時に熱い物語も魅力の『龍が如く』シリーズをおすすめしておきたい。
そしてガッチマンは、独自のスタイルで人気を確立した実況者で、“ホラーゲームの実況といえばこの人”という存在だ。飛び抜けたホラー耐性とゲームへの理解度で、視聴者をまったく怖がらせることなく数々の名作・怪作を攻略。一方で、軽い下ネタも含むオヤジギャグもよく飛び出し、頼れる最年長でありながらグループのいじられ役になることも少なくない。一度クリアした上でスムーズにストーリーを見せる「さっくり進める」シリーズが人気で、初見の人は直近のヒット作『バイオハザード レクイエム』の実況をチェックしてみてはいかがだろう。
そんな4人が揃った「TOP4」。コラボ動画は各メンバーのチャンネルにアップされており、公式の切り抜きチャンネルも充実しているので、その「関係性」にも注目して楽しんでほしい。よく知らなかった人でも、気がつけばチケットの争奪戦に巻き込まれているかもしれない。