ゲーム実況者の「TOP4」、リアルイベントで東京ドームに初進出　「LEVEL.5」から3年ぶり

　2023年1月6日深夜25時から、『オールナイトニッポン』にて一夜限りの特別パーソナリティを務めた人気ゲーム実況者4名、通称「TOP4」。

　同番組の放送から数時間前、突如として「TOP4」の各人が同時にTwitterにて重大発表を行い、トレンドを席巻した。その発表内容とは、リアルのゲーム実況イベント『TOP4 in TOKYO DOME』を3年ぶりに開催することだった。

　それぞれの告知ツイートでは、4人の実況動画から寄りすぐられたベストシーンが編集された、ファン必見の特別告知ムービーが公開されている。

過去にも数々のイベントを開催

　「TOP4」は、これまでにもさまざまなイベントを実施してきた。なかでも有名なのは、キヨとレトルトからなる「全身組」が主催してきたゲーム実況イベントである「LEVEL.」だろう。

　2016年に中野サンプラザホールで開催された「LEVEL.1」から、約1年ペースで行われてきた同イベント。東京国際フォーラム、日本武道館、さいたまスーパーアリーナと、数万人規模で着実に収容人数を増やし、ゲーム実況イベントというジャンルでは未曾有の規模で成功を収めてきた。

　2020年に開催された「LEVEL.5」は、コロナが本格的に流行する直前に行われ、少しでもタイミングがずれていれば開催が難しかったと、『オールナイトニッポン』で明かされた。また「LEVEL.5 -FINAL-」と銘打たれたように、一旦は終了というかたちがとられていた。

コロナ禍とゲーム実況者

　2020年中盤からは日本が本格的にコロナ禍に見舞われ、不要不急の外出の自粛や緊急事態宣言により「おうち時間」という言葉が根付いていった。それと同時にYouTubeをはじめとした数多くの配信プラットフォームのユーザーが爆発的に増加し、同時にゲーム配信を行うストリーマーやゲーム実況者、VTuberなどの知名度が跳ね上がった。

　2010年代から地道に層を広げてきたゲーム実況というコンテンツは、こうしたことがきっかけで、一部のゲーム好きや配信者のファンだけでなく、一般の多くの人々にも認知されることとなった。そして「TOP4」にも、そんな業界の影響は数字や知名度として還元されていく。

　活動場所をYouTubeに移す前より、ニコニコ動画などですでに人気実況者として名前が知られていた4人だが、キヨは2021年にチャンネル登録者数300万人、2022年に400万人を突破するなど、破竹の勢いで業界のトップをひた走っている。

　またレトルトは2021年にチャンネル登録者200万人、牛沢は2020年に100万人を突破。ガッチマンは2021年にチャンネル登録者150万人を突破し、さらに2020年から開設した自身のVTuberとしての活動場所であるサブチャンネル「ガッチマンV」でも昨年の大晦日に50万人を突破するなど、4人の勢いはとどまるところを知らない。

開催まで半年以内!?　TOP4がリアルイベントで帰ってくる

　そんな人気絶頂の彼らが、2023年の新たなチャレンジの舞台として満を持して選んだのは、なんと収容人数5万人超を誇る東京ドームだ。次回のイベントが、さいたまスーパーアリーナで3万人以上を収容し、かなりの規模だった「LEVEL.5 -FINAL-」をも確実に凌ぐお祭り騒ぎになることは間違いないだろう。

　2020年からの数年で新たなファンを獲得し、さまざまな経験を経た4人は、果たしてどんなイベントを見せてくれるのだろうか。また「LEVEL.」のように、普段の彼らの空気感やゲーム実況の雰囲気を生で観られることを楽しみにしているファンも多いだろう。加えて、新しいイベントの詳細発表や、毎回発売されるオリジナルのグッズラインナップにも期待が寄せられている。いまは詳細発表や今後の動向をチェックしつつ、続報を待とう。

画像=TOP4インフォメーション公式ツイッター