青木マッチョが明かす大ブレイクの裏側 “みんなと違う自分”を貫いた理由を語る

 朝番組『ラヴィット!』(TBS系)の出演をきっかけに、一気に注目を集める存在となった若手芸人・青木マッチョ。身長180cm、体重90キロ、腕周り47cmという肉体を持ちながらも、彼は小さな声で「周りの目が気になる」「人前で何かをやるタイプではない」と自信なさげにボソボソと語る。

 知れば知るほど、彼が芸人の世界に飛び込んだことが不思議に思えてくる。少なくとも、これまでの“マッチョ芸人”というイメージに彼は当てはまらないようだ。

 今回は、そんな大ブレイクの最中にいる青木マッチョにインタビュー。メディアへの露出が増えるなかで彼が感じていることや、今年に入って開設したYouTubeチャンネル「孤独のマッチョ」について話を聞いた。(はるまきもえ)

人と違うことがしたい 異質なマッチョ芸人が誕生したワケ

青木マッチョ

ーー2年連続でブレイク芸人ランキングでトップ3入りを果たし、ここ最近で大きく環境が変わったかと思います。テレビ出演も増えていますが、近況を振り返っていかがでしょうか?

青木マッチョ(以下、青木):2025年でいうと、約1年ほど出演させていただいた『嗚呼!!みんなの動物園』(日本テレビ系)がすごく印象に残っています。保護猫の預かりボランティアとして出演したのですが、とても感動しましたし、こんなに楽しい仕事があるのかと驚きました。あとはやっぱり『ラヴィット!』での経験がかなり大きいです。

ーー『ラヴィット!』は青木さんにとってブレイクのきっかけとなった番組でもありますよね。罰ゲームを受けたときの“ノーリアクション”が話題になりました。

青木:あのときは自分の無表情が面白いと思っていたので、ノーリアクションを貫きました。キャラクター的にもそういったイメージをつけていこうと思っていたので、意識していましたね。

ーーテレビに出演するようになって数年が経ちましたが、手応えはどうですか?

青木:やっぱり難しいですね。『ラヴィット!』は週1〜3回ほど出演させてもらっているのですが、出れば出るほど飽きられてしまいますし、前と同じことをしてもウケなくなってくるんです。そこをどう打破するかがいまの課題ですね。あと経験が圧倒的に少ないですし、もともと自分は人前で何かをやるタイプじゃないし……誰よりも緊張しています、いつも。

ーーそうなんですね……(笑)。聞けば聞くほど、青木さんの性格はマッチョ芸人のイメージとはかけ離れています。

青木:自信がないんです。みんなと同じことをやっても勝てないと思っています。だから違う路線というか、隙間を縫ってやっていきたい気持ちがあります。あと自分的にも人と違うことだったり、みんながやっていないことをやりたいと思っていて。たとえば、マッチョ芸人がやらないようなことをしたり、言わないようなことを言ったり。

ーーたしかに、マッチョ芸人は明るくて声が大きくて、服を脱ぐというイメージがありますが、青木さんはすべてその逆をいってますよね。

青木:たまにそのイメージを求められる現場もあるんですけどね(笑)。まあ求められたところでできないんですけど。できないっていうのもあるし、ストレートに求められたことをすると、大勢のマッチョ芸人と同じステージに立つことになるので、周りに流されず自分の道を持っていないとなと思っています。あと最近テレビに出させてもらうようになって、自分の得意なことと苦手なことがだんだんわかってきました。

ーーというと?

青木:めちゃくちゃ“お笑い”が苦手でした。

ーーそれは芸人として致命的なのでは(笑)。

青木:なんというか、「はい、一発ギャグしてください」「モノマネしてください」っていうのが苦手で。それよりは、企画があって、そのなかで自分が何をしたら面白いのか、何を持ち込むべきなのかを考える方が好きですし、その方が活躍できるなというのがわかってきました。

ーーなるほど。以前出演されてかなり話題になった、佐久間宣行さんのYouTubeチャンネル「NOBROCK TV」は、まさにそのスタイルですよね。

【恋リア】風吹ケイ&青木マッチョのクリスマスデートがガチすぎた。サプライズで2人のための歌プレゼント!?

青木:そうですね。この企画に出させていただいたのはとてもありがたくて、反響もすごかったんですよ。僕もいま個人のYouTubeを新たに始めたんですけど、「NOBROCK TV」で僕のことを知って、見にきてくれている視聴者の方も多いと思います。

筋肉は「誰もいないところに行くため」の武器

ーーお話に上がった青木さんの個人YouTubeチャンネル「孤独のマッチョ」についても伺いたいのですが、そもそも始めた理由ついて教えてください。

青木:最初はキャンプのチャンネルをやりたかったんです。キャンプがずっと好きで仕事にしたかったんですけど、アピールする場もなかったし、時間もないし道具を買うお金もないし。まだ始めたばかりで試行錯誤中ですが、制作に入ってくれている方がもともと交流のある方だったので、編集などは安心して任せていますね。

#1【孤独のキャンプ】かけおち青木マッチョ YouTubeはじめました。

ーーキャンプ以外にも喫茶店やラーメン、ドライブなど、基本的に青木さんの“ひとり時間”にフォーカスしたチャンネルとなっています。

青木:ひとりの時間が好きだと気づいたのは、高校生のときです。そのころからひとり旅にも行くようになりました。でも幼稚園のころから楽器を演奏したりゲームをしたり、もともとひとり遊びが好きな子どもだったんです。高校を卒業して消防士になってからは給料が入ったので、ひとりでどこでも行けるようになりましたね。

ーーそのころからソロキャンも始めたんですか?

青木:あるとき消防士の先輩がキャンプに連れて行ってくれて、4、5人くらいで遊んだんです。超楽しかったんですけど、キャンプしながら「これひとりだったらもっと楽しいな」って思ってしまって。そのキャンプが終わってからすぐ自分用のキャンプ道具を買いました。性格悪いなって思いながら(笑)。

ーー(笑)。なぜひとりの方が楽しいと感じたんでしょうか。

青木:気にしすぎちゃうんです。周りの目とか、相手が何を思っているのか考えちゃうんで、自分が楽しめない。僕、誰かといるときは自分をゼロにできちゃうんですよ。全部押し殺すことができてしまうから、ひとりの方が楽だし、楽しいなって感じるんです。

ーーなるほど。でも最近はお仕事も忙しいでしょうし、なかなかひとりの時間が少ないんじゃないですか?

青木:そうなんですよねぇ。でもYouTubeを始めたから、撮影時間を仕事として押さえられるんです。撮影とはいえやっていることは自分の好きなことだし、ひとりの時間として確保できるので、すごくありがたいですね。

ーー撮影はひとりで行っているんですか?

青木:基本僕と制作の方と2人です。でもほかの人がいるとやっぱり気になっちゃいます。トレーニングの動画を撮影したとき、「プライベートジムのような場所を借りた」と聞いて行ったんですけど、同じ部屋に別のお客さんがいて、気づいた瞬間めちゃくちゃテンションが下がりました。そのとき自分が気にしすぎてあまりにも喋らないから、仕方なくナレーションを入れたんです。

#5【孤独の筋トレ】太い腕を作るための6種目ルーティン【上腕二頭筋・三頭筋】

ーーたしかに前半はかなり寡黙な青木さんが映っていますね……。いまYouTubeではいろんな企画を発信しているところだと思いますが、やはり青木さんのトレーニング動画は需要があるのではないでしょうか?

青木:そうですね……でも、自分はけっこう独学でやっているので、世界に向けてトレーニング方法を「こうですよ」って説明する自信がないんです。だからトレーニングに関しては、今後も黙々とこなしている姿を見せるって感じですかね。

ーーちなみに、“筋肉がつくとメンタル的にも強くなる”という考えもありますが、青木さんの場合はどうなのでしょうか?

青木:筋肉のおかげで自信がついている部分はあると思います。いま自信がないように見えていると思いますけど、この筋肉がなかったら多分もっと自信がないと思います。筋肉があるから、なんとかこのくらいに収まっている。もともとの自信のなさが相当ヤバいので、これでも精神的な鎧にはなっていると思います。

 あとは、仕事の面でも筋肉は役に立っています。誰よりも大きければ目立ちますし、何かをやるにしても細い人がやるより、めちゃくちゃマッチョな人がやるのでは全然見え方が違うじゃないですか。僕にとってトレーニングをして筋肉をつけるのは、その幅を広げるためというか、本当に誰もいないところに行くための作業なんです。

露出が増えて感じる笑いの実力

ーーあらためて、YouTubeを本格的に始めてみてどうですか?

青木:僕ひとりがずっとカメラに映っている、という特殊な状況なので、動画を見て自分でも知らなかった自分に気づきました。「自分ってこんな顔するんだ」とか「俺こんなに目が泳いでるの?」とか(笑)。テレビだとずっと自分が映り続けることはないので、客観的に自分を見られるようになったのはよかったなと思います。あとは、視聴者層が数値として見えるのが面白いですね。

ーー「孤独のマッチョ」の視聴者層はどんな感じなのでしょうか?

青木:視聴者層の8割が男性です。

ーーそれは意外ですね。勝手なイメージですが、女性の視聴者が多いのかと思っていました。

青木:意外ですよね。これはやっぱり「NOBROCK TV」の影響が大きいんだと思います。「NOBROCK TV」の視聴者はほとんど男性だと(?)思うので。実際に街を歩いていて、声をかけてくださるのも男性の方が多いんですよ。

ーーそうなんですか?

青木:これは僕の推測ですけど、SNSで感想とかを発信してくれるのは女性が多いのかなと思います。だから女性のファンの方が多いように感じていましたが、YouTubeを始めて、男性の方もたくさん見てくれていることを知りました。

ーーそれは新たな発見ですね。最近はSNSから知名度を獲得する芸人さんも増えてきていますが、青木さんはYouTubeにどのくらい力を入れていきたいですか?

青木:「知られすぎたくない」っていう思いがあるんですよね。YouTubeで完全に自分を出し切ると、終わっちゃう気がして。僕はテレビにも出たいので、あまりYouTubeに全振りするのも違うかなと。YouTubeは趣味に近いことをやって、そこで知ってもらって、ファンの方が増えたらいいなと思います。その方が僕自身も楽しくできるだろうし。

ーーYouTubeは良くも悪くも自分次第なので、逆に塩梅が難しいところもありますよね。

青木:上手く中間をいけたらいいですけどね。

ーーテレビとYouTubeの2軸でここまでブレイクすると、コンビとしての知名度もかなり上がったのではないでしょうか?

青木:劇場に立ったときも、以前より知ってくれるお客さんが増えました。営業ではよくお客さんに「僕たちのことを知っている人いますか?」って聞くんですけど、そのときに返ってくる拍手の量が明らかに増えましたね。

ーー青木さんのコンビ・かけおちは、2024年10月にトリオからコンビになったんですよね。

青木:そうなんです。抜けたひとりがネタを作ってくれていて、しかもツッコミだったので、いまは大変ですね(笑)。相方が一生懸命ネタを作ってくれています。自分はそのネタを見て「いいね」って言っています。

ーー青木さんはネタを作る側にはならないんですか?

青木:養成所に入ったときから、ネタは作りたくなかったんです。だからその代わりに特技を増やすとか、筋肉をつけるとか、そういう“テレビに出られそうなフック”を作る方に全振りしたくて。テレビに出るきっかけを自分が絶対に作って、相方にネタを作ってもらいたいという気持ちです。自分はキャパが狭いので、そのどっちもをやるのが無理なんですよね。だからどちらかに特化した方がいいなと。

ーーその目標通り、いまはテレビ出演も増え、有言実行できていますね。

青木:ここでネタの結果が出たらいいんですけどね。そこはまだ試行錯誤中です。相方がひとり抜けて、ボケ2人になってしまったので、笑いのかたちがわからなくて、どうしたらいいんだろうって感じです。多分ネタとか作っちゃダメな2人が残ったんですよ。

ーーそれは大変ですね(笑)。

青木:難しいですね。漫才とかコントとかオーソドックスなスタイルだとできない2人なので、まずは僕たちなりのかたちを作るとこからやっています。

ーー賞レースなどについてはどう考えていますか?

青木:そういう場で結果が出ないと厳しいなと思っています。基本的に芸人は賞レースで決勝に出て、そこからテレビに出られるようになる流れだと思うんですけど、自分が違うところからある程度出られるようになってしまったので、賞レースを目指さなくてもいいかなと思っていたときもありました。

 でも、お笑いの結果を出しているのといないのでは扱いが全然違うので、そこでの結果も必要だなと、いまは思っていますね。自分が面白いと思われているかどうかというよりは、そこでの結果もあればもっとたくさんテレビに出られるから、これから頑張っていきたいです。

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