無職家無し、浮気、レスカップル……『ウェディングウォーズ』の“個性的すぎる”挑戦者を紹介

 結婚を誓い合った8組のカップルが挑む、過酷な婚前サバイバル番組『ウェディングウォーズ』(ABEMA)。それぞれのカップルは、結婚資金1000万円獲得のために婚前合宿サバイバルに挑んでいるのだが、とにかく参加者たちの個性が豊かすぎる! 本稿では、そのなかでもとくに印象に残っている参加者たちをピックアップし、それぞれの面白さを伝えていきたいと思う。

 まず、本番組におけるいちばんの異端児が、無職で収入ゼロのひろむだ。住む場所がないひろむは、みずほの実家に居候中。にも関わらず、自分勝手な行動をし続けるため、みずほの母から「ちゃんと約束を守ってほしい。それができないなら、一緒にいないでほしい。もう出ていってほしい」と言われているようだ。それなのに、気にするどころかのほほんとマイペースに過ごしているのがじわじわくる。みずほが直してほしいところを訴えても、ひろむは「怒られてるとき、記憶飛ぶんだよね」と言い、何度も同じことを繰り返すらしい。

 正直、みずほはひろむと一緒にいて幸せなのか……? と思う瞬間が多々ある。そのため、国際恋愛コーチのサユリ(こちらも、かなり個性が強い)が、ひろむに厳しめなアドバイスを送ることも。たとえば、サユリが本気で「避け続けた結果、最愛の人を失うよ」と叱る場面があったのだが、ひろむは「向き合う姿勢はずっとあるよ。俺は」とひょうひょうとしている。そこで、サユリが放った「NO! 姿勢じゃない。行動よ!」は、本番組を象徴する名言のひとつだろう。見ているこちらも、なんだかスカッとした。

 ただ、みずほがひろむに惹かれる理由も分からなくはない。どうやら、みずほはひろむに“ハッピーでいられる方法を教わっている”らしいのだ。彼のすべてを丸っと愛しているからこそ、ちょっとくらい「ん?」と思う部分があっても、受け入れることができるのだろう。また、ひろむは友情に熱い部分も持っている。たとえば、ハトミからEDの相談をされた時には、じっくりと話を聞き、「その原因、ちょっと一緒に突き止めようよ」と“自分ごと”のように捉えてあげたり。こういったところも、みずほが惚れ込む理由のひとつなのだと思う。

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