5月3日放送の#8では、東京・青陵高等学校の入学式に仕掛けられたサプライズの完結編がオンエアされた。見事にサプライズ登場を成功させ、生徒たちの心を一気に掴んだあとは、新入生の担任となる先生との対決企画「どっちの言葉がグッとくる？ ハッピーワード対決」へ突入。学校生活で起こるさまざまなシチュエーションに応じて、FRUITS ZIPPERと先生がそれぞれ言葉を出し合い、どちらの言葉が刺さったかを新入生の多数決で競い合った。

　一見すると、年齢の近いFRUITS ZIPPERチームが有利にも思えるが、事前の企画会議でメンバーが考え抜いた渾身のセリフに対して、先生チームも引けを取らない。生徒の思いにしっかり応える先生の言葉には、経験に裏打ちされた深みと説得力があり、会場には笑いや驚き、そして時に感動が巻き起こっていた。

　「告白する生徒の背中を押す言葉は？」「落ち込む生徒を前向きにする言葉は？」「2度と遅刻しませんと言った生徒が翌日遅刻したら？」など、過去にも登場した定番のお題が続くなか、特に印象的だったのが「恋愛で勉強が手につかない生徒にかける言葉は？」という問い。松本かれんが披露したのは、「勉強できたらモテるよ」という一言だった。何でもポジティブに変換してしまう松本らしいこのフレーズは、生徒たちの圧倒的な支持を集め、会場を大きく沸かせた。

　一方の先生チームは、「恋も心も勉強。この際、恋に溺れてみたら…？」という、まさかの“背中を押しすぎる”名言（？）で真っ向勝負を挑み、思わぬどよめきを巻き起こす。「恋は溺れないと本当の恋はわからない」という先生の熱い解説には、「フゥ〜！」という歓声と拍手が上がり、人気が急上昇する展開に。最終的にはFRUITS ZIPPERが僅差で勝利を収めたものの、勝敗を超えた“言葉の力”が会場を包んだ、心あたたまる時間となった。

　してお待ちかねのライブパート。「NEW KAWAII」では、仲川瑠夏が「今日は本当に最高の一日にしてください！」とフロアに向かって笑顔で呼びかけると、新入生たちからは一斉に歓声と拍手が沸き起こった。軽快なビートとカラフルな振り付けが、教室を一瞬でライブハウスのような熱気に包み込んでいく。 続けて披露されたのは「超めでたいソング ～こんなに幸せでいいのかな？～」。お祝いムード全開のポップなナンバーに、自然と手拍子が巻き起こり、緊張気味だった新入生の表情も次第にほぐれていく。メンバーの満面の笑顔と、まっすぐなパフォーマンスに導かれるように、会場には“新たな青春の始まり”を祝福する、あたたかな一体感が広がっていた。

　仲川はこの日のサプライズを振り返り、「サプライズのプロになりたい」と笑顔で語っていたが、ぜひその夢を叶えてほしい。FRUITS ZIPPERのパフォーマンス力と、“人を笑顔にする力”は唯一無二だ。そんな彼女たちだからこそ届けられる祝福が、これからもたくさんの門出を彩っていくことを願ってやまない。

　FRUITS ZIPPERの明るさと優しさ、そして本気の“お祝い”が詰まった今回の訪問は、新入生たちにとって、これから始まる高校生活に大きな勇気と期待を与える、最高のプレゼントとなったに違いない。

『FRUITS ZIPPERの超めでたいさぷらいずTV』

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