桐谷健太から熱烈オファー? 沖田臥竜&藤井道人が明かす“異例づくし”な『インフォーマ』新シーズンの制作秘話

カンテレ→ABEMAで放送 異例を実現したABEMAの“熱量”と“配慮”

――これまで『インフォーマ』のみならず、映画『ヤクザと家族 The Family』とドラマ『ムショぼけ』などさまざまなメディアでタッグを組んで作品を発表されてきましたが、今回のABEMAというプラットフォームはいかがですか?

藤井:シーズンものってなあなあになっていくケースもあると思うんですけど、僕らの思いっていうのはその逆で。次回作を作るなら、もっと面白くしないと意味がないし、規模感も拡張させたいって考えていたんです。あとはやっぱり、前作が東京で放送できなかった部分に少し悔しさとかもあったんで。

 そんなときにABEMAさんが手を上げてくださった。とはいえ、僕らも前作を一緒に作り上げた恩義がカンテレさんにもありますし、そこの部分の調整までABEMAさんが全部してくださって。こうして気持ちよく送り出してもらえる形になったのは、たぶん業界でも異例なことだと思うんですよね。それだけ作品に自信と覚悟を持たないとできないことだったので。

沖田:異例なことだとわかっていたからこそ、いろいろなところに配慮しながら進めていかなければならないなと思っていたところに、ABEMAさんが自分ら以上に気を遣ってくださった感じがしましたね。「こんなことまでやってくれるんや」って思うくらいに。それだけ『インフォーマ』に対して熱量を持ってやってくれてるんやったらその期待に応えたいなって、みんな思ったんじゃないでしょうかね。

――お話を聞いていると、本作品のキーワードは「熱量」だなと改めて感じます。そのパッションの源というのは、どこから来るのでしょうか?

沖田:いまも藤井さんと話すことがあるんですけど、なんか自分らの打ち合わせって、仕事というよりもなんか少年たちが「この映画いいよね」とか「この歌良いよね」って話しているうちに、「こんなん作りたいな」「ほんなら、やろうよ!」と盛り上がるノリなんですよ。

――なるほど。ではそうしたワクワク感がある限り、まだまだシリーズが続いていくことを期待しても?

沖田:もちろん、ちょっと話はしています。実は2つほど考えていることもあって。「これとこれを考えています」って藤井さんに言ったら、1個は断られました。「それだけはやめてください」って(笑)。

藤井:ちょっと無理なやつでした!

――藤井さんでもダメだったネタとは、どれほどの闇深いものなのか逆に気になってしまいますが(笑)。

沖田:でもね、最初の打ち合わせこそ仕事じゃないテンションですけど、ここはビジネスになってくるので。まずは新シーズンを観てもらって反響をもらって、藤井さんが「よし、行こう」ってならないと。こちらはいつでも動ける準備はしていますよ、っていうだけなんで。ビックリさせられるもんを、セットしていますから!

藤井:それを世に出すためにも、ぜひ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』を楽しんでください!

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