東海オンエア・りょう「僕の好きなものを岡崎に増やしたい」 “地元への想い”と“活動再開後の東海オンエア”を語る
「岡崎で一生暮らしていく」
そう地元に対する思いの丈を語ってくれた東海オンエア・りょう。愛知県岡崎市からムーブメントを起こすチャンネル登録者710万人を誇るモンスターグループ・東海オンエアの一員だ。
動画クリエイターだけでなく、カフェ「R COFFEE STAND」とパティスリー「La Maison du R」の経営者としての一面も持つ彼。インタビューの返答から垣間見えた、地元・岡崎に対する想い、東海オンエアがトップランナーであり続ける秘訣とは。
飲食店事業を始めたきっかけは“勢い”
ーーりょうさんは2020年より、カフェ「R COFFEE STAND」を自らプロデュースを行っております。改めて、プロデュースに至った経緯を教えていただけないでしょうか?
りょう:カフェ「R COFFEE STAND」に関しては、会社員と動画クリエイターの二足のわらずを履くのを辞めて、東海オンエアの活動に専念するようになって、1年ぐらい経った頃に転機がありました。YouTube活動以外にも何か挑戦したいと思っていたタイミングで、バリスタの友達と出会い、スペシャルティコーヒーの存在を知ってハマったことがきっかけです。
ーーコーヒーに関しては昔からこだわりがあったのでしょうか?
りょう:最初は嗜む程度…といった感じでした。本音を言えば、カフェ事業は勢いで始めたんです。ただ、みんなが来やすい場所で、僕が好きな美味しいものを提供したかった。
ーーなるほど。目的ファーストで決められたんですね。
りょう:はい。ただ、コーヒーは関わるうちにどんどん好きになっていっているので、いまが一番好きですね。
ーー“好き”を更新し続けているんですね。実際に飲食店にチャレンジされてみて、大変だったことやオープン前のギャップはありますか?
りょう:思ってたことと違うことか……。強いて言うなら、バリスタを育てることが難しいことですかね。規模の大きい大会でも実績があるようなバリスタの方にディレクションをしてもらっていているんですが、どうしても人材が不足しがちです。
これに関しては分かっていましたが、飲食店は初期投資で結構持っていかれますね。コーヒーの焙煎機なんて、かなり高いですよ。その辺は現実と向き合いながらですね。
「僕が好きなものが岡崎に増えていく」
ーー東海オンエアとして『岡崎観光伝道師』として活動されているりょうさん。地元・岡崎で事業を行う意義をどう考えていますか?
りょう:意義と言えるかは分かりませんが、「R COFFEE STAND」にしろ、「La Maison du R」にしろ、「僕はこれがめっちゃ好きなんですけどどうですか? 美味しいでしょ?」と、自分の好きなものをおすすめする感覚でやっているんです。そして、僕が好きなものが岡崎に増えていく。それが幸せですね。
ーーそれは自分にとって頑張るメリットにもなりますね。
りょう:ずっと、岡崎で過ごしてきて、シンプルに岡崎が好きなんです。だから、いまは僕自身が大好きな岡崎がより好きな場所になっているっていう感じはしますね。その結果、相乗効果で岡崎市民の方々のプラスにもなれたら嬉しいなとは思います。
ーー地元愛が伝わります。地元と言えば、動画に出演されている地元のご友人であるプロラグビー選手さんや出っ歯さん、豚さんさんも岡崎市で事業を拡大しています。
りょう:都会では自分のステージに合わせて、関わっている人が変わっていく印象です。そうじゃないと、どうしても価値観がどんどんズレていくと思うので。ただ、田舎ではずっと変わらない人間関係で生きていくことが多い。だからこそ、みんなでさまざまなことに挑戦して成長していかないと、一緒にいることが面白くなくなっていってしまう。だから、昔からの仲間内で刺激し合えるこの環境はすごくいいなとは思いますね。