家族からの暴力を涙ながらに告白…メンバー候補たちの“自己開示タイム”で一致団結 朝倉未来アイドルプロデュース番組『Dark Idol』合宿編を振り返る

 実業家・朝倉未来が「女性のセカンドチャンスを応援できるプロジェクトを新たに立ち上げたい」という強い思いでスタートしたABEMAのオーディション番組『Dark Idol(読み:ダークアイドル)』。

 同番組では、現在、3日間にも及ぶ合宿審査が終了。参加者のほぼ全員が涙を流すほどに過酷だった、この合宿審査について、改めて紹介したい。

 アイドルフェスでの投票を経て、合宿にコマを進めたのは10名の参加者。そして、視聴者投票で選ばれた5人の敗者復活組であった。

 前回の審査で4人が脱落したのにも関わらず、その人数以上の練習生が復活したとあり、練習生たちの表情は暗い。練習生のなかには「最悪だと思いました。帰ってほしいくらい。笑えなかったです」(深山奈優)と当時の心境を赤裸々にコメントする者もいた。

 そんななか、復活したのはアイドル経験のある元キャバクラ嬢の星野ティナ、Nizi Project参加者で当時からの強いファンをつけている谷屋杏香のほか村上悠莉亜、一条カオリ、石川侑依の5名。

 合計15名で最終審査に進める8名の椅子を奪い合うこととなった。

 そんな合宿でまず行なわれたのは、事前に与えられた歌とダンスの課題曲を披露し、順位をつけられるといったもの。ここで練習生たちは、普段は忘れないはずのフリを忘れたり、歌詞を飛ばしてしまったりとハプニングの連続。トレーナー陣が頭を抱えられるなど、なかなかに辛い展開となった。

 そして、その順位、適性をもとにCOOLチームとCUTEチームに別れて練習がスタート。期間は3日間、しかも24時間後には中間審査も行なわれるという過酷な条件だ。COOLチームのメイントレーナー、リュ・ソラはAespaやNCT、BLACKPINKのLisaなどのダンスチームにも参加する実力者。ゆえに、誰か一人でも間違えたら練習を終われないという過酷な条件下で練習をさせる場面もあった。そして、その状況下でもうまくいかない練習生たちに対しては、「いまこれが辛いんだったら家に帰っていい。家に帰って」と一喝。容赦のない叱責に涙を浮かべる練習生も多くいた印象だ。

 一方のCUTEチームでは、岡田えりかが自身の歌唱パートを飛ばしてしまったがゆえに、ボーカル講師イ・ヒョンジュからすべての歌唱パートを奪われてしまうというハプニングも。この辛い状況に、岡田は涙を浮かべるのだがイからは「あなたがいまするべきことは?」と厳しくも愛のあるアドバイスをされているのが印象的だった。

 そんな精神的にキツい状況のなか、中間審査の前にはこの企画のメンタルトレーナーであるアーティストのAIが登場。そこで岡田は涙ながらに「笑顔が取り柄だったのに、笑うことも辛くなってしまった」と相談した。これに対してAIは「泣くしかない、いっぱい泣いて、次やっていく。そうすると忘れられるから」とアドバイス。気合いを入れ直し、再び努力することを誓った。

 そんな紆余曲折を経て、迎えた中間審査では、まさかのCUTEチームに非難が集まる。彼女たちのメイントレーナーを務めたイ・ガヒは「覚えてないのに、なぜ寝る?」「努力が足りていない」と厳しく叱責した。一方のCOOLチームは、これまで厳しく指導したリュ・ソラから「思っていたよりも、期待以上でした」と初めてポジティブなコメントをもらうなど好感触。

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