『今日好き 夏休み編2024』最終話ーー那須川天心の弟、人気女子メンバーへの告白結果は?「負けたままじゃ終われないんでね」

けんたろう、みあを不安にさせすぎ!? マイペースさ全開のアピールタイムから告白まで

 今度こそ、悲しい話ばかりをしていても仕方がない! が、どうにも力の抜ける展開というか、最後の最後まで“ツッコミ祭り”にしてくれたのがこの男子。問題児こと、けんたろうである。

 彼は最終的に、みあ(藤田みあ)に気持ちを絞ったものの、アピールタイムに誘った順番は、なぜかゆうから。しかも、彼女に好意がないにも関わらず、全員からどんな話をしたのか尋ねられた際には、妙に好意がありそうな意味深な言葉を返し、みあをますます不安にさせる。そのまま、“ずっと俺のターン”状態で、今度はみあを2ショットに呼び出し。あまりのマイペースぶりに、誰もついていけない……。

 彼のペースに最も振り回されたのは、誰でもないみあだろう。「オレはみあちゃんへの気持ちが大きいから、ゆうちゃんの気持ちには応えられないっていう話をしてきました」の一言に、途中から“ん? 話が見えないんだけど?”と、それまでの流れと真逆の展開に、喜びの感情が追いついていなかったみあ。誇張抜きで、無理もなさすぎる。普段こそ、スタジオの癒し的存在である中川大輔ですら「(自分も)男ですけど、男ってホント……って想いました」「ちゃんと言葉にして!」と、語調を強めていたくらいだ。

 このままいくと、みあの気持ちが萎んでしまい、実る恋も実らなくなってしまうのでは。というか、もうお互いの気持ちがわかっているのだから、この場でフライング告白をしろ、くらいに思ったまま、いよいよクライマックス。夕方のビーチで、告白の時間を迎えた(けんたろうはよもや、ゆうと向き合う優しさから、告白を引っ張ったのかもしれないが)。

 だが、けんたろうから「ちょっと待って!」の静止が。まさかの展開だが、フライング告白ができる特別ルールを、この間際のタイミングで発動。「こんな変な僕だけど、付き合ってくださーい!」の告白こそ、あまりに自己理解が深いなと思わされたが、みあが笑顔を滲ませるあたり、先ほどの不安感も杞憂に終わったのだろう。見事、カップル成立である。

 けんたろうはどうにも“Sっ気”があるのか「不安だった? ごめんね? びっくりした?」と矢継ぎ早に“振り返りの会”でまくしたてたほか、「ずっと不安!」と打ち明けたみあの“不安の正体”が、靴が濡れそうな波打ち際を歩いているからだと誤解したらしい。不安の正体、君自身だよ? 本当に見ていると力が抜けるゆるゆるカップルが誕生してしまったが、みあの舵取り力を頼りに見守っていたい。

 総括するに、昨年とはまた異なる、複雑な感情になることの多い『夏休み編』だった。来年はもう少し、安心してメンバーの恋を楽しみたいものだが、『今日好き』屈指の力量を込める『夏休み編』。安心できる恋なんて、どこにもない?

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