スピードワゴン井戸田、幻のカワサキバイクに驚き 洗練された足回りが「旧車に見えない」

 “ハンバーグ師匠”ことお笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤のYouTube動画に、珍し過ぎるあまり50社に整備を断られた不遇のレアバイクが登場した。

 2024年7月16日、公式YouTubeチャンネル「ハンバーグ師匠チャンネル」に公開した動画の趣旨は、井戸田の愛車「ホンダ ハンターカブ」の定期メンテナンスを、東京都杉並区にある馴染みのバイクショップ「モトジータ」で行うというもの。しかしそれだけでは、動画一本分の撮れ高に達しないと考えた井戸田は「お友だちを一人呼んでまして」とし、バイク仲間であるお笑い芸人のたかくら引越センターを招聘した。

 たかくら引越センターは、先輩芸人を中心にこれまで100人以上に及ぶ芸能人の引っ越しを手伝ってきた引っ越し芸人。井戸田もガレージの移転含め「このチャンネルでも3回くらいやってもらっている」と語るなど、度々世話になっているいう。

 このように井戸田と親交を結ぶたかくら引越センターは、最近中古のバイクを購入したとのこと。しかし、非常に珍しい車種であったため、延べ50社以上のバイクショップから整備を断られたという。途方に暮れたたかくら引越センターは、井戸田に相談。その結果、モトジータを紹介してもらい、無事に整備を行うことができたという。

 希少過ぎるあまり、バイクショップ50社以上が匙を投げたビンテージバイクとはいったいなにか?--「結構珍しい旧車なんですよ」とたかくら引越センターが紹介したその一台は、「Kawasaki Z750 TWIN」だった。同バイクは、その名の通り2気筒エンジンを搭載し、同時期に流行したトライアンフなどのイギリス製2気筒バイクに対抗するべく、1976年に登場するも人気を得られず短命に終わったモデルだ。たかくら引越センターは「ツインってまず台数がそもそもないので、ほんとにどこにも売ってなくて。もう見た瞬間、即買いでした」と振り返った。

 そんな幻のバイクを一目見るなり井戸田は「いいねぇ!」と声を弾ませる。続けて、半世紀近く前のバイクでありながら、速く走れそうなスタイリッシュな足回りについて「足回りはずいぶん、最近のレーシーな感じになってるね」と指摘し、「旧車に見えない」と感心した。このほか、フレームには以前のオーナーによるものと思われる補強も施されていた。

 乗り心地について、たかくら引越センターは「いいですよ」「独特な振動がくるので結構走ってて楽しいです」と説く。エンジンをかけてみると、軽快なエンジン音が鳴り響き、井戸田は「いい音するじゃん!」「音軽いっすね」と喜んでいた。

 こうした世にも珍しい「Kawasaki Z750 TWIN」について、コメント欄には「Z750にツインなんてあんだ笑 珍車ですね」「初めて知った!」「2気筒のZが有るなんて知らなかった」などの声が寄せられていた。

 最後には「今度走りに行こうよ」とたかくら引越センターをツーリングに誘った井戸田。近日中に、井戸田のバイクと共に「Kawasaki Z750 TWIN」が走行する姿も見られるようなので、動画の公開を期待したい。

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