ひろゆき「こんな訳のわからないものを人類が作るんだ」 藁で出来た浮島に感動 『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』9話

 2024年5月18日21時よりスタートした『世界の果てに、誰か置いてきた』シリーズの第2弾『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』の第9話が6月23日に放送された。

 ナスカの街を目指すための直行便がなく、イカという街に急遽滞在することになった一行は、そこで日本語を話す青年・アレハンドロと出会う。このアレハンドロという青年、今はタクシーの運転手とツアーガイドをやっているが、本業は弁護士とのこと。人生を「なるようになる」精神で楽しむ彼の朗らかさが伝わったところで、前回の放送は終了した。

 そして、今回、一行はアレハンドロのすすめもあり、砂漠のサンドバギーというアクティビティを楽しむことに。いざついてみると、思った以上にいかつめのバギー。厳重な固定をされた後で、砂漠の中を縦横無尽に駆け回るバギーの中、楽しそうに歓声を上げ楽しんでいた。

 そんな砂漠で途中下車したひろゆきは「なんか懐かしい感じがする」とコメント。それもそのはず、シリーズ第1弾『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』のスタート地点はナミブ砂漠だったため、デジャブのように感じていたのだ。

 また、そんな砂漠の真ん中にはオアシスが。そのオアシスというのは、絵に描いたようなもの。真ん中に大きな湖があり、その周りには建物や緑があるため、そこだけ本当に名前の通りの“オアシス”なのだ。ちなみにこのオアシス、ワカチナ村という人工約100人の街。ホテルや飲食店もある村で、大きな湖には「夫を無くした悲しみで泣いた涙でできた」という伝説もあるそう。その美しさに一行はうっとりとしていた。本来行く予定がなかったイカという街での充実ぶりに満足。予定通りに行くばかりではないからこそ、旅はおもしろい。そんなことに改めて気づかせてくれた街であった。

 そこから一行は10時間かけてカマナへ。そこで仮眠をとり、そのままの足で3時間をかけ、乗り継ぎ地のアレキパに到着したあと、6時間かけてプーノへ。イカからカマナへの道中、ナスカの地上絵の横を通るも、日ごろの疲労から東出は終始眠っていた。また、アレキパからプーノに移動する際の標高は4400m超え。富士山よりも高い位置にいるため、ひろゆきがほぼ高山病のようになっている姿も印象的。映像からは伝わってこないが、標高の高低差はなかなかにつらそうだ。

 そこから東出の希望通り、島へ宿泊することとなった一行。宿泊地はチチカカ湖に浮かぶウロス島という藁を束ねた浮島だった。藁でできているがゆえに、その間食は独特なもの。一歩一歩が柔らかいがゆえ、ひろゆきは「これ、大丈夫? ただ藁を積み重ねているだけなんですね」と驚いていた。

 ちなみにこの島、コンキスタドール(スペインの侵略者)の時代、スペインの侵略者が多くの先住民の男を捉えたこと、それから逃げるために湖にボートを浮かべ浮島ができたこと、湖を転々と逃げながら暮らしたこと、その中でトトラの根を発見し島を作れるようになったことで生まれた島なのだそう。これには東出も「生きようとする気持ちって、すごいですね」と感心。ひろゆきも「このブニブニ感で広くできているだけで楽しい」「こんな訳のわからないものを人類が作るんだと思って」と島に宿る生きる力に感動していた。

 次週、ラパスに移動した一行はデモに巻き込まれる事態に。果たして、旅の行方はどうなってしまうのか。ペルー旅の行く末を見守りたい。

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