『今日好き プサン編』1話ーー人気継続メンバー、“都合のいい男”に涙 「マジで悪い男」
『今日好き』屈指の“ビジュ力”で神シーズンに? 『プサン編』継続メンバーらを紹介
最初に予言しておくが、今回の『今日好き』はマジで面白すぎると思う。『プサン編』は今後、番組の歴史を振り返ったとき、どう転んでも指折りなシーズンになるはずだ。
新たな旅の舞台は、韓国・プサン。同国の南東にある港町で、日本からも福岡発であれば飛行機で1時間程度。10代の視聴者も訪れやすいリゾートではないだろうか。参加するメンバーは、男子4名・女子5名の合計9名。うち、継続メンバーは4名。前回の『ニャチャン編』から、てる(川端輝)とゆう(早坂ゆう)の“複雑ペア”が。そして、約半年前の『台北編』に登場したひろむ(富口大夢)と、『パタヤ編』にて当時、運命の相手と結ばれながらも、その後にお別れを経験し、約1年越しに旅に戻ってきたねね(古園井寧々)。どちらも過去の人気メンバーである。
そんな『プサン編』には、“今日好きの無敵艦隊”が揃ったと豪語できるほど、男女とも“ビジュ力(ぢから)”の高い持ち主が集まっているのだが、本稿では文字数の関係上、まずは誰もが気になるだろう、てる×ゆうの物語の続きのみに焦点を絞って振り返りたい。オープニング映像にて「それは、終わったはずの恋だった」「恋が、もう一度はじまる」なんて気になるキャッチも流れていたが……。てるが『ニャチャン編』でゆうをフったとき、「今回は、ごめんなさい」と口にしていた。その“今回は”の言葉に、当時は意図していなかった特別な意味が込められてしまう結末となるのか?
てる×ゆう、『ニャチャン編』を経て、“元カレ・元カノ”のような雰囲気となるか
まずは出会い頭。つい1カ月前にフった・フラれたばかりだけに、どちらも色々な意味で吹っ切れていない様子。てるはわかりやすかっただけにさておき、ゆうが彼のことをまだ好きなのか? 世の中、男子の恋は“名前をつけて保存”、女子の恋は“上書き保存”なんて言葉が出回っているとおりで、女子の恋心は生モノ。終わればすぐに気持ちが消え去ってしまう(らしい)。ゆう自身も「複雑な気持ちですね」とこぼしていたあたり、てるとの再会を心の底から喜んでいるわけではなさそうだ。
ランチで隣同士の席になったときも、こうした“元カレ・元カノ”のような空気感は続く。この雰囲気が重くなればなるほど、2人が結ばれにくくなるのは自明なことだし、それは過去の『今日好き』メンバーが何度も再現をしてきた。『今日好き』の旅が2泊3日でよかったと思うのは、意中の相手と短く限られた時間でしか触れ合えないことが逆に、“最悪なイメージ”を抱かせる可能性が低い一助にもなっていること。言い換えれば、相手を深くまで知りすぎない。もちろん、旅が進めば“元カレ・元カノ”の空気は重くなっていくが、いまの彼らを見ていると、まだそこまでは進んでいないようである。
実際、てるが「前回、フっちゃったのはまず、ごめんなさい」と謝ると、ゆうは“コツン”と、彼の肩にこぶしを優しくぶつける。「ちゃんともう一回、ゆうちゃんと喋りたいなって」という一言にも、「(でも)フってきたんやで!」と、さらにこぶしをコツン。こうして持ち前のかわいさでスネてくれると、男子としてはもう沼だ。ゆうの方に、どんどん心が引っ張られる。