連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」(第21回)

プチタイムカプセルと化したフリーライター4年目のカバン&仕事道具紹介(その6)

 リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。

  最初にお伝えしたいのだが、筆者はカバン選びの基準を“見た目”と“フィーリング”に全振りしている。機能性については、「必要なものが入ればいい」という考えだ。

 くわえて筆者はカバンの奥底に、いらないレシートやいつ買ったかわからないアメ、1年前の汗拭きシートなどが入っているタイプ。ここからはそういった点に嫌悪感を抱かない人だけに読み進めてほしいと思う。

 筆者が使用しているのはこちらのカバン。錦糸町の古着屋さんで出会ったのだが、見た目のかわいさにひと目惚れして購入。ハッキリとした水色に、スポーティーな雰囲気、独特なかたちに目を惹かれた。ちなみに、MacBookが入るかどうかはけっこうな賭けだった。結果、ちょっとコツはいるもののギリギリ入ったので安心だ。

 あとから知ったのだが、このカバンは「Samsonite(サムソナイト)」というアメリカのブランドのカバンのようだ。サムソナイトはビジネスに使うトラベルバッグを多く展開しているブランドなのだが、最近は女性向けブランドの「SNIDEL(スナイデル)」とコラボしたキャリーケースを販売するなど、見た目がカジュアルなアイテムも多い。

 古着屋で偶然出会ったものだったが、一見ビジネスバッグのブランドに見えないところも個人的に気に入っている。

 普段持ち歩いている中身はこんな感じだ。MacBook、マウス、充電器、iPad、Apple Pencil、筆記用具、財布、本、AirPodsをなくしたとき用の有線イヤホンをマストで持ち歩いている。取材があるときは、これらにレコーダーが加わる。

 充電器は『Anker PowerCore Fusion 5000』を使用。充電器でありながらモバイルバッテリーとしても使えるので、モバイルバッテリーを充電するという行為を普段の充電で賄える。めんどくさがり屋な筆者からすると、神のようなアイテムだ。ただ少し重たいので、次に購入するときはもう少しスリムなタイプを選ぼうと考えている。

 ちなみに充電ケーブルはダイソーのものを使っている。理由は、断線しても「まあ220円だから」とあまりショックを受けないからだ。

 こちらは「Francfranc(フランフラン)」の『キルティングタブレットケース グレー』だ。筆者はこれにiPadやApple Pencil、メモ帳、頭痛薬、筆記用具などを収納している。小物を入れるところがメッシュ素材なので、何が入っているのか把握しやすい。

 本は常に1、2冊持ち歩いている。「私の職業、ライターだしな……!」という意識もあるにはあるのだが、昔から本を読むのは普通に好きだ。個人的に苦手なジャンルである自己啓発本以外は、なんでも手に取っている。

 最後に、今回のカバンの奥底に眠っていたラインナップを紹介しよう。このカバンに入っていたのは、行きつけの喫茶店のマスターに新年の挨拶としてもらったボールペンと、YouTubeチャンネル「EGAKU -draw the song-」のイベントで配布していたフライヤー、人生で初めて足を運んだ神保町のお笑いライブのチケットだ。

 どれもなかなか思い入れのある選手たちである。これからもちょっとしたタイムカプセルと化したカバンとともに、執筆業を頑張っていこうと思う。

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