Appleが新チップ『M3』と新『MacBook Pro』＆『iMac』刷新を発表　プレゼンはiPhoneで撮影

24インチ『iMac』に新モデルが登場　『M1』から一足飛びに『M3』へアップデート

　2021年に発売して以来、音沙汰のなかった『iMac』にも新モデルが登場する。搭載チップを『M1』から『M3』へ、一足飛びの進化となる。

　カラーバリエーション等は大きく変わらないが、一番大きな違いとしては『M3』にアップデートされたことでメディアエンジンが進化したことが挙げられるだろう。『iPhone 13 Pro』以降の「Pro」「Pro Max」シリーズではAppleが提供する「ProRes」「ProRes RAW」形式での撮影が可能となっている。これはファイルの圧縮率を低くした状態での撮影・編集を可能にする技術で、高解像度化や編集時の動作を軽くすることができるというもの。こうしたファイルの編集作業がより効率的におこなえるため、「なるべく綺麗に映像を残したい」「あとからがっつり編集をくわえたい」という方にとってはうれしいアップデートだ。

　こうしたアップデートは、これを読んでいる読者にとって関係無いことのように思えるかもしれない。しかし、将来的にはどうだろうか。今回の発表イベントでは、映像の最後に「This event was shot on iPhone and edited on Mac.（このイベントはiPhoneで撮影、Macで編集をおこなった）」とメッセージが表示された。つまり、すでにiPhoneとMacだけでプロレベルの映像撮影・編集が可能であるということなのだ。フォトグラファーやビデオグラファーでなくとも気軽に高クオリティな映像制作がおこなえるようになると考えれば、じつは多くのユーザーにとって恩恵のあるアップデートだと見ることも可能だろう。

　今回発表となった製品は14インチ『MacBook Pro』が248,800円（税込）から、16インチ『MacBook Pro』が398,800円（税込）から。24インチ『iMac』は198,800円（税込）からとなっている。それぞれの上位モデルやカスタマイズ時の価格はApple公式WEBサイトを確認してほしい。

（画像＝Apple Newsroom）

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『Apple Event』アーカイブ（YouTube）