『今日好き 台北編』2話ーー意中の女子から「いい人すぎる」 恋の難しさを知る苦い経験に

『今日好き 台北編』2話

ひろむ、なぜモテる? めいりから見た、たかととひろむの違い

 『台北編』2話では、2泊3日の旅のうち初日夜までの模様をオンエア。2話終了時点での戦況について、男子メンバーからの視点で振り返ってみると、次のような結果となった。

たかと(矢口昂歩):めいり(永松芽麗)に想いを絞るも、状況はなかなか厳しいか。
ひろむ(富口大夢):『台北編』唯一のモテ男。ゆあんと両想いで九份デートに繰り出す。
しゅうま(呉愁真):ゆあんに対する積極的な想いと裏腹に、初日夜は離れ離れに。
わつらふ(吉沢わつらふ):完全に“見つかった”。
きせき(林奇跡):個人的にわか(吉田羽花)との花火デートを観たい。

 順に、たかととしゅうまはどちらも、気になる相手を早々に決め切ったわけだが、振り向かせるのに苦戦している様子。特にたかとは、意中のめいりとの2ショットで、困ったことがあれば気軽に相談してほしいと投げかけるも、それに対する「いい人すぎる」との回答に、この恋が順調にいかない答えが詰まっていたように思える。たしかに、たかとは気配り上手な“いい人”に違いない。が、恋は、いい人すぎてはだめなのだ。

 一方で、前回の1話時点では、自身から目立ったアプローチが見えなかったはずのひろむ。それにも関わらず、複数の女子から恋の矢印を向けられているあたり、“このモテはどこから?”と気になって仕方がなかったのだが、たかと×めいりの2ショットにて、その答えも同時に明かされた。簡潔にまとめれば、大人っぽくて、落ち着いているところ。『今日好き』といえば、これ。“ギャップ”である。

 今回も例に漏れず、優しいながらもギャップに泣かされてしまうメンバーが出てくるのか。たかと×めいり×ひろむ、さらに“特別なナイトデート”で、ひろむとともに九份での食べ歩きやショッピングデートを楽しんだゆあん、彼女を追いかけるしゅうままでを含めて、なかなかに複雑な関係性が形成されてきた。

ひより、わつらふを上回るトーク力を発揮「自分がいちばん不思議ちゃんじゃない?」

 そんな状況下で、いよいよ彼が“見つかった”。と同時に、またひとつの新たな才能にも気づいてしまった。片方はもちろん、わつらふ。そしてもう一人は、ひより(アンジーひより)である。

 ふたりの2ショットが、夫婦漫才のようでとにかく面白い。まずは、ひよりから恋の“吊り橋効果”の話題が出てくると、続いては“一人カラオケ”について。わつらふは未体験だと語るものの、たった2秒後には「うそ、(したこと)あるわ」と即座に切り返したり、その際には一緒に遊んでいた友だちが先に帰り、結果的に一人になってしまったから、決して友だちがいないわけではないと弁解をしたり。さらには、人類はみな、ガチャポンが好きだと勝手な統計論を述べながらも「細かく話すのはちょっといいや」と、広げた風呂敷を勝手に閉じ始めたり。本当に絵に描いたような自由人である。

 すると、ひよりが徐々にこれに対応するように。彼の好きなタイプが「不思議な人」だと聞くと「自分がいちばん不思議ちゃんじゃない?」と即座にツッコミ(視聴者の誰もが感じていたことだろう)。そこから、この2ショットが盛り上がっていることに、わつらふが「吊り橋効果じゃない?」と聞くと「吊り橋以外でも楽しいよね」と。「わかんないけど」には「わかって」と、わつらふの天然ぶりを泳がせながらも、その発動を阻止してくる。そんな彼女に、わつらふも楽しさを隠しきれない。あるはずのない尻尾が、ブンブンと振られている。

 1話でこそあまりスポットが当たらなかったひよりも、わつらふと同じ時間を過ごすことで、一気にその才能を見せつけてくれた。ひよりが会話をリードすることで、わつらふのよい部分がさらに引き出されるし、同時に彼女自身の魅力もしっかりと示せている。このふたりは2日目以降、想像もしない化学反応を起こしてくれるのだろうか?

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